2023年07月01日 配信

境内へと続く階段への入口は人でごった返していた

7/1(土)山野浅間神社で4年ぶりの「山野浅間神社祭礼」

社務所での飲食や奉納演芸は自粛

 船橋中央病院近く、国道14号線沿いにある山野浅間神社(船橋市西船1-5-7)で、6月30日・7月1日の2日間にわたり、夏の祭礼「山野浅間神社祭礼」が行われた。

 浅間神社は富士山を信仰する神社であることから、毎年富士山の山開きに合わせたこの
日程で開催される。新型コロナウイルスの感染拡大があったため2019年の開催を最後に、祭礼の開催が見送られていたが、今年は4年ぶりの開催となった。

 しかし、まだ例年通りとはならず、開催を知らせる花火の打ち上げは消防法の関係で廃止、恒例の演芸奉納は中止、社務所内での飲食も中止となった。また、終了時刻も例年より1時間早い20時を終了時間として開催した。

 船橋市内では一番長いとされる参道は急峻な階段が続き、その細長い参道には所狭しと
多くの露店が軒を並べた。夕方には一般参拝者のほかに近隣の小中学生たちが大勢集まり、境内では身動きが取れなくなるほど、人があふれた。

 同神社に祀られている木花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)は、縁結び、安産、子育てなどが神徳とされている。昔この辺りが農家の集落だったこともあり、作物の育成を含め、夏を無事に過ごせるようにと祈願する「夏越し(なごし)」、家内安全なども祈願された。また、境内にはかつて御手洗池があり、地域住民からは「次郎太郎の池」と呼ばれて信仰を集め、独自の子育て伝承が残っている場所でもある。

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