2023年06月25日 配信

46団体がブースを設置

6/25(日)ふなばし三番瀬海浜公園で「ふなばし環境フェア」

46団体がブース出展、子連れでにぎわう

 ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町40)で6月24日、今年で26回目となる「ふなばし環境フェア」が開催された。

 1998(平成10)年から毎年6月に開催されてきた同イベント。2020年は新型コロナウイルスの影響で開催中止になったが、毎年恒例のイベントとなっている。

 主催は船橋市環境フェア実行委員会。「世の中で起こっている環境問題を知り、マイバッグを持ち歩くなど身近なことから行動に移すことなどを目的として開催している」と話す関係者。昨年は2413人が来場し、今年も同程度の来場者があったという。

 会場には同イベントの目的に共感する46団体が参加。充電式のトラックを展示し、運転席に座る体験を行う「東京納品代行」、「海や川をきれいにし、生活者の暮らしをより快適にする」ことを目的とした環境問題に関するクイズを行う「花王グループカスタマーマーケティング」など、企業も市民団体も出展参加し、多様な内容のブースが並んだ。

 船橋市環境部環境保全課は、「2050年には海洋ゴミが魚の数を上回るともいわれている。その状況を子どもたちにも理解してもらえたら」と、魚や海洋ゴミに見立てたイラストを使った魚釣りゲームを用意。

 船橋市環境部の大野さんは、「小学生とその保護者を中心に来場いただいている。私たちを取り巻く環境問題は、今の子どもたちが大人になる頃にちょうど影響が出てくる。だからこそ、今の子どもたちに環境について考えてほしい」と話す。

 アルミ缶で折り鶴などを作る「アルミ缶クラフト」は、「事前予約制としたが、小学生から大変な人気だった」と話す関係者。会場の4カ所に設置されている「SDGsクイズ」に挑戦してシールを集める「環境知~るラリー」では、すべてのシールを集めると、同イベントに参加する企業からの協賛品である洗剤などの景品が提供された。「三番瀬について知ってもらうことも、このイベントのもう一つの目的。そこで、あえてSDGsクイズの1つを砂浜近くに設置しました」と大野さん。

 「昨年も参加したが、今年も楽しめている。大人も、環境問題について考えているようで不十分だったと実感した」と話すのは、小学5年生の娘を連れて来場した女性。ホームページからアルミ缶クラフトの予約をして来場したという小学4年生の男児は、「アルミ缶で工作ができるなんて知らなかった。暑いけどとても楽しい」と笑顔で話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 花王は環境クイズを用意

  • ゲームなどを通じて環境を学ぶ参加者

  • 人気のアルミ缶クラフトも

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