2023年06月07日 配信

田村玲一さん(中央)と船橋FCアカデミーのU-15のメンバー

6/7(水)クボタスピアーズが中学生サッカー「船橋FCアカデミー」にトレーニング指導

異なるスポーツを学ぶことで成長を期待 

 サッカーチーム「船橋FCアカデミー」に所属する市内の中学3年生約20人が高瀬下水処理場上部運動公園(通称:タカスポ。船橋市高瀬町56)で6月4日、クボタスピアーズの元ラグビー選手からトレーニング方法を学ぶ「ラグビートレーニングから学ぶアニマルフロートレーニング」に参加した。

 これまで、市内中学校の部活動に所属している選手からの選抜チームは「船橋トレセン」という名前で活動していたが、2021年からは「船橋FCアカデミー」という名前に変更した。船橋市のサッカー強化・発展のため、U13(中学1年生)、U14(中学2年生)、U15(中学3年生)を対象として活動している。

 今回講師として指導した田村玲一さんは、船橋に拠点を置くプロラグビーチーム「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」(ホームグラウンド:船橋市栄町2-16-1)で昨年まで選手として活躍。現在は同チームの普及養成担当として、ラグビーの普及活動、競技人口の確保、競技レベルの向上などを目的として開催している「ラグビーアカデミー」でもコーチとして活動している。サッカー選手にトレーニングを指導するのは今回が初めてだという。

 今回のトレーニング教室を開催することになった経緯について、船橋FCアカデミーU15チーフの齋藤浩司さんは「一つのスポーツだけでなく、いろいろなスポーツを経験することが子どもの成長につながると日頃から思っていて、ちょうどスピアーズがアカデミーを再開したことを知って、今回お願いした」と話した。「ラグビー選手のトレーニングを経験させたいですし、いろいろな競技を経験することで人間性の幅が広がると思っている」とも。

 同日は、田村さんが現役時代に資格を取って実践していたという「アニマルフロー」というトレーニングを紹介。動物的な動きで全身をフルに使うトレーニングで、参加したメンバーらは田村さんの動きに時々驚きながら、熱心に体を動かす様子が見られた。

 アニマルフローのトレーニングの後は、体幹を鍛えるためにタックルの体験やラグビーボールを使ったミニゲームなどを実践し、最後にクールダウンの方法についても丁寧に指導した。

 現役時代はケガで悔しい思いもしたという田村さん。「自分でケガを防げるケアを勉強して、アニマルフローに出合った。トレーニングを重ねて自分で自分の体が操れるようになると、いいパフォーマンスにつながる。サッカー選手も筋力が大事だと思うので、今日のトレーニングを取り入れてケガのないように成長してほしい」とエールを送った。

 「サッカーを切り口として、いろいろな競技ともコラボして、スポーツする場の提供をこれからももっとしていきたい」と齊藤さん。

 参加した海神中学3年の高橋瑠夏さんは「ラグビーを体験したのは初めて。本格的に体の動きを選手から直接教えてもらえて楽しかったし、勉強になりました。これからも続けたい」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • アニマルフロートレーニングを学ぶ

  • 船橋FCの選手たちがラグビーのタックルを体験

  • 最後に「ごはんは何杯食べていましたか」などの質問も

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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