2023年04月19日 配信

レッスンでの和紗さんと母娘生徒

4/19(水)「鼓童」で研修した女性奏者・和紗さんが馬込沢で和太鼓教室

千葉で活動する若手和楽器奏者

 馬込十字路近く「鈴木米店」(船橋市馬込西1-7-14)の横に建つ「馬込コミュニティホール」(鎌ケ谷市東道野辺7-19-17)で今年から、女性和楽器奏者・和紗(かずさ)さんによる和太鼓教室が始まっている。

 和紗さんは習志野市生まれ。八千代高校在学中、和太鼓部「鼓組」へ入部したことがきっかけで和楽器を始めた。高校卒業後は、新潟県佐渡ヶ島に拠点を置き世界を舞台に活躍する太鼓芸能集団「鼓童」の研修生として佐渡ヶ島へ移り住んだ和紗さん。その後、千葉県に戻り、現在は千葉市幕張に住む。

 近年は船橋の和太鼓打込集団「郷嵐(きょうらん)會」にも在籍。「ふなばし市民まつり」や「千人の音楽祭」にも出演してきた。篠笛能管奏者山田路子氏に師事し、篠笛演奏も得意とする和紗さんは2017年から文化庁の「文化芸術による子供育成推進事業」の芸術部講師としても活動。千葉県内の小学校を訪問して、授業の一環として和楽器のワークショップなども行っている。

 同所での和太鼓レッスンは毎月第1・3日曜に開催。「レッスンは少人数にこだわっています。一人一人の個性や感性に合わせて指導したい。大人数の指導のメリットもありますが、個性も大切」と和紗さん。単発の体験レッスンも受け入れている。

 取材の日は、高校1年生の娘と母親が一緒に受ける個人レッスンがあった。地元の大人たちと盆踊りなどで太鼓に触れて育った娘が、和太鼓に興味を持ち続けていたことから参加しているという。「掛け合いのリズムも、一緒に生活する人同士が持っている独特の響き合いと同期予測力が武器になるはず」と和紗さん。

 「女性奏者として、男性の力強さとは違う優しい音色や響きも大切にしたい。今後は、気軽に楽しく演奏し、聴ける場所も作っていきたい」とも話す。

 「最近では、古民家を会場として、シェフによる食事やおやつ付きの篠笛演奏会を開催しました。子どもにも気軽に楽しく聞ける空間作りを心掛けています。大人向けに、ほろ酔いで聞ける太鼓や篠笛のコンサートとかも考えてます」と和紗さんは意気込みを見せる。

 最新の情報は自身のインスタグラム(@k.k.k2227) で発信している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 指導中の和紗さん

  • 呼吸ぴったりで母娘の打ち込み

  • 公演に向けての合わせ練習をする和紗さん(左)

  • 和紗さんらの公演は、最後のていねいな挨拶が恒例となった

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