2023年04月05日 配信

「船芳園」の梨畑での交配作業の様子

4/5(水)市内の梨園では梨の花が満開に

「芳蔵園」では「梨の花マルシェ」開催

 桜の花見シーズンを迎えた4月1日・2日の週末、市内梨園では梨の花の開花シーズンを迎え、現在各所で交配作業が行われている。

 毎年、地元のソメイヨシノが満開になると、船橋市内の梨農家では手作業による梨の交配作業時期となる。市内の梨農家「船芳園」(船橋市二和東2-6-1、TEL047-448-2158)の三代目園主・加納芳光さんは「今年は3月24日に『新高』の交配作業が始まった。3月末からは晴天が続き、交配日和に。幸水の交配は4月1日からはじまり、過去最も早かった2021年と同じ早さです」と話す。

 今年は桜が満開になる頃から雨など曇天が続いた。「曇天だったので、交配シーズン前半はゆったりとしたペースでした。その分、余計な花や蕾を落とす摘花・摘蕾作業がはかどり、交配に必要な花粉もしっかりと取ることができました」と加納芳光さん。

 広い農園で花に一つずつ作業で交配作業を行うため、船芳園では「交配作業は、親戚や毎年お世話になっている近所の奥様方にお手伝いいただいています。先に始まる豊水の交配時期から幸水の交配にかけて、 日によって5人前後が来てくれました」と加納さんは話す。

 今年の開花時期からの予測だと「今後の遅霜などが怖いですが、順調にいけば収穫販売時期は7月20日前後からになる見込み」だとも。

 加納さんは今年の動きについて「これまでは新型コロナの影響で全く組合の集まりがありませんでしたが、 今年は例年通りに会合などの集まる機会が増えるでしょう。そこでお互いに活発な意見交換ができたらいいと思います。特に資材や肥料、農薬の高騰が想像以上で、販売方法などを積極的に話し合いたい」と話した。

 なお、船芳園と同じ通りにある梨農家「芳蔵園」(二和東2-7-7)では、4月15日・16日、昨年に続き2回目となる「梨の花マルシェ」を開催する。同イベントは梨園の敷地内で開催し、キッチンカーの来場、音楽ライブなどが梨の木の下で行われる予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 花粉が付いていることがわかるよう色を付けて作業をする

  • 梨の花

  • 「芳蔵園」での昨年の「梨の花フェスティバル」の様子

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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