クリニックが入っているビル入り口

4/2（日）西船橋駅近くに「西船橋訪問診療クリニック」

訪問診療など多様なニーズに対応

　JR西船橋駅南口から徒歩1分の場所に「西船橋訪問診療クリニック」（船橋市印内町603-1　田中ビル612号、TEL047-468-8368）が4月3日、開院する。

　同クリニックは医師が定期的に自宅に訪問して診療する「訪問診療」が中心だが、一般の人も利用できるよう、朝早い時間帯に「総合内科外来」を設けている。また、オンライン対応の「電話診療」も併用することで患者の多様なニーズに合わせて対応する。

　院長は松戸市、習志野市、鎌ケ谷市で消化器外科医として勤務していた向後正幸さん。千葉市出身で長期間にわたり西部エリアの医療事情に精通してきた。

　「住み慣れた地域でその人らしい生活を送れるようにサポートしていきたい」と向後さん。訪問診療では身体機能が低下している患者が主な対象となる。通院が困難な患者に対して月2回、体調によってはさらに頻回の定期訪問を行っている。

　外科医として患者の手術に携わった経験から「患者さんの家族の気持ちに寄り添ったケアを心がけていきたい」と意気込みを話す向後さん。同クリニック周辺の利便性を活かして半径16km（船橋市、江戸川区、市川市、習志野市、浦安市、千葉市美浜区）圏内を訪問診療の対象とする。

　患者をより包括的にケアしていくため、船橋市立医療センター（金杉）や谷津保健病院（習志野市谷津4）といった周辺の医療機関との連携に力を入れている。

　また、同クリニックは内科外来のほか、患者の通院回数を減らすためにも電話診療を採用している。「外来と電話診療、複数の選択肢を持つことで患者さんの必要に応じた使い方をしていただければ」と向後さん。風邪や花粉症といった直接の診察に迷うケースも、場所を選ばす受診することができる。受診後、医師が処方可能と判断できれば、オンラインでの薬の処方も可能となる。

　受診時間は、総合内科外来＝8時～9時、電話診療＝8時～18時。土曜・日曜・祝日休診。訪問診療は24時間365日稼働する。

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