2023年03月24日 配信

寄付を受けた葛飾小学校の教員たち

3/23(木)葛飾小学校に近隣市民から書籍寄付

卒業生の森沢明夫さん作品を全学級に

 葛飾小学校開校130周年の節目となった昨年12月1日、市民有志から寄せられた寄付で森沢明夫さん作品を購入、全35学級の学級文庫として配架した。

 寄付は開校記念日の12月1日付けで受け、寄付を申し出た市民と協議し全学級への学級文庫配架という形をとった。

 寄付で購入した本は、1月に4~6年生の高学年クラスに「漫画 じわる哲学」、3月に1~3年生の低学年クラスに「虹の森のミミっち」として納品完了。

 いずれも、同校卒業生の作家・森沢明夫さんの作品で「漫画 じわる哲学」は、日常生活の中で起こりがちなシュチュエーションを通じて野菜のキャラクターたちがコミカルに「哲学」を紹介する作品。一見、とっつき難そうな「哲学」というテーマを理解しやすく扱っている事で話題を呼んでいる。

 一方の「虹の森のミミっち」は、泣き虫ウサギのミミっちが毒キノコで瀕死の病気になってしまったおばあちゃんを助けるために薬草を取りに行く事を決意。道中、おばあちゃんの教えに従って目の前の困っている人を助けていくことで「ありがとうの魔法」がミミっちを応援してくれる心温まる物語。

 森沢明夫さんは昨年11月、葛飾中学校体育館で行われた同小学校130周年記念式典で登壇し、全校約1000人を前に「人生をめちゃめちゃ楽しくする方法」について講演。児童らは馴染みのある森沢さんの作品が配架されたとあって競い合うように作品を読みふけったという。

 4年2組担任の長田晶人さんは「絵が可愛くて子どもたちが手に取りやすい作品。子ども達からも日常生活の中で起きる事を取り上げてくれていることから人生の中で大切にしなければならないことが分かりやすかったと好評だった」と振り返る。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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