2023年03月12日 配信

松戸市長、北川大樹くん、松本教育長(左から)

3/12(日)宮本小の2年生・北川大樹くんが将棋日本一に 

「プロ棋士になってタイトルを獲得したい」

 宮本小学校2年の北川大樹(たいき)くんが3月9日、小学生将棋の全国大会で優勝したことを松戸徹船橋市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。

 北川くんが出場したのは、2022年8月に開催された「大山名人杯争奪第21回全国小学生倉敷王将戦」低学年の部。同大会は、過去に藤井聡太五冠が同じ低学年の部で優勝するなど、プロ棋士への登竜門といわれている大会。

 北川くんは、小学校3年生までの出場者に交じり、予選リーグを3戦全勝で勝ち上がり、8人の代表による決勝トーナメントで小学生界の強豪たちを打ち破って、見事日本一に輝いた。

 決勝戦では「好きな戦法は角換わり、好きな駒は桂馬」という北川くんに対し、対戦相手が逆に角換わりを仕掛けてきたが、北川くんは落ち着いて指し回し「好きな桂馬」を存分に使って寄せ切った。

 北川くんは、1年生の時に出場した同大会で予選負け、2022年7月の「文部科学大臣杯」に兄と組んで団体選に出場し県予選を突破したが、東日本大会で敗退。市長への報告で「悔しかったので勝ちたかった」と負けん気の強さを示した。

 北川くんの将棋の先生は、加藤幸男さん。加藤さんは高校、大学、一般のアマチュア全国大会で優勝経験があり、現在はオンラインをメインとして、全国から集まる将棋好きの子どもたちに向け、一人ひとりに寄り添った将棋教室を運営している。

 北川くんは今年8月の「倉敷王将戦」低学年の部で2連覇という偉業に挑戦する。最後に、北川くんは「将来はプロ棋士になって、尊敬する羽生善治九段のようにタイトルを獲得したい」と抱負を述べた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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  • 日本一となった北川大樹くん

  • 宮本小の大賀泰代校長と報告に訪れた

  • 決勝・先手北川くん▲8五桂まで

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