2023年01月21日 配信

オーナーの柴寛之さん

1/21(土)北習志野に「千葉ベーカリーLanze(ランツェ)」

千葉愛あふれるパン屋さん

 北習志野駅東口から歩いてすぐの場所に1月6日、焼きたてパンの店「千葉ベーカリーLanze(ランツェ)」(船橋市習志野台3-2-115エールきたなら商店街内、TEL 047-404-8876)がオープンした。

 オーナーは船橋市出身の柴寛之さん(42)。カメラアシスタントとしてテレビ関係の仕事をしていたが、手に職をつけようと品川区の「神戸屋キッチン」でパン製造のアルバイトを始めたという。

 その後「サンジェルマン」グループでパン作りの基礎を学び、さらに実力を高めるために箱根のパン屋で勤務。地元に戻って自分の店を構えたいと思っていた矢先にコロナ禍になり、独立の夢が暗礁に乗り上げたという。

 「自分の店を持つという夢を抱きながらスーパーの野菜売り場で働く中で、パン作りに使えそうな千葉の食材をいろいろと発見して。将来の店作りのヒントをもらいました」とほほ笑む柴さん。

 店名のLanze(ランツェ)はドイツ語で槍という意味を持つ。「私の初志貫徹の精神は、槍を連想させるということと、響きもいいのでこの名前にしました」と柴さん。

 約15坪の店内の壁には、「千葉県の県章にそっくりだったので即決した」というシルバーの星形模様の壁紙を使用している。同店のこだわりは地産地消。千葉県産の卵や牛乳、野菜を可能な限り使っている。

 店にはひっきりなしに客が訪れ、「ラジオ体操帰りにもう5回も来ました。朝早く開いているので助かる」と子連れの女性はにこやかに話す。「1歳の子どもがここの食パンの虜なのよ」と話す来店客も。

 食べる人のことを一番に考え、糖度を一般のあんこより10度も抑えている「あんぱん(粒)超低糖質」(227円)のほか、「食パン」(324円)、「ヴィエノワ(チョコ)」(216円)、甘さ控えめの「クリームパン」(194円)などを用意。山武郡で作っている「塩むすび」という塩を使用した「塩バターパン」(194円)は、バターの甘さと塩のしょっぱさがやみつきになると常連客から好評だという。 

 「いろいろな世代が訪れる、老若男女に愛される店にしたい。そういう絵が思い浮かぶんです」と柴さんは話した。

 営業時間は7時~17時。月曜定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗外観

  • 甘さ控えめのクリームパン

  • やみつきになるという塩バターパン

  • 店内の様子

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