2023年01月13日 配信

濱村ゆかり選手と松戸徹市長(左から)

1/13(金)女子ソフトボールのニトリJDリーグで濱村ゆかり選手がMVP受賞

グローブに込めた思いを市長に語る

 船橋市出身の濱村ゆかり選手(27)が1月10日、国内最高峰の女子ソフトボールリーグ「ニトリJDリーグ」で、東地区の最高殊勲選手賞(MVP)を受賞したことを松戸徹市長に報告するため、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。

 濱村選手は、船橋市立八木が谷中学校出身。「ビックカメラ女子ソフトボール高崎」に所属するソフトボール選手。「火の玉ストレート」の異名をもつ最速111キロのストレートと、今シーズンに磨き上げたライズボールとシュートを武器に21試合に登板し、13勝2敗、防御率0.81(最優秀防御率)の成績でチームのレギュラーシーズン東地区1位に貢献。さらにプレーオフでは、準決勝と決勝を一人で投げ抜き、完投勝利でチームを初代女王に導き、東地区MVPを獲得した。

 濱村選手は兄と妹2人の4人兄弟。小学3年生の時に、兄の影響で八木が谷の少年野球チーム「さざんかポニーズ」に入部。八木が谷中に入学した時は、野球かソフトボールで迷ったという。最終的に女子が多いソフトボール部に入部し、2年生から本格的にピッチャーを始めた。当時の顧問の金坂先生からはいろいろなことを学び、今も毎年一緒に食事に行くなど、付き合いが深いという。

 「苦しい練習を経験しないとうまくはなれないし、成長ができない。その環境を与えてもらったことに感謝しています」と当時を振り返る濱村選手。「今年からグラウンドの近くで1人暮らしを始め、自炊もしています。食べることが好きで、船橋の梨も甘くて大好き」とも。

 ピッチャーとして大事なことは、よくない条件を想定して前もって考えることと、いいことも考えて準備することだという。グローブには高校時代の仲間の合言葉「みんなのおかげ」という言葉が刺繍されている。「社会人になった今も、チームのみんなに助けてもらってソフトボールができているので、この言葉をとても大切にしています」と濱村選手。

 今後の目標は「チームで頑張り、自分自身が置かれた場所でしっかり結果を残すこと。一年一年、強いチームで戦い、それが最終的に優勝につなげていきたいと思っています。個人としての目標は、どの大会でも無失点で勝ち抜くこと」と力強く語った。

 松戸徹市長は「地元出身の選手が活躍するのは、市民にとってもとてもうれしいこと。これからの活躍を期待しています」とエールの言葉を送った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 市長に報告する濱村選手

  • ピッチングを披露

  • 「みんなのおかげ」の刺繍の入ったグローブ

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