2022年12月26日 配信

左から2番目が代表・田澤洋平さん、その右隣りが園長・大川賢次郎さん

12/26(月)小野田町「いちごガーデン Ohelopapa(オヘロパパ)」でクリスマスパーティー

船橋市内の子ども食堂利用家族を無料招待

 船橋市小野田町にある「いちごガーデンOhelopapa(オヘロパパ)」(船橋市小野田町743、TEL047-460-9122)で12月24日、船橋市内の子ども食堂を利用する家族を対象にクリスマスパーティーが開催された。

 昨年開園した同イチゴ園は今年で2シーズン目となるイチゴ狩りシーズンを迎える。運営しているのは、障がい福祉サービスを展開する「Clover life(クローバーライフ)」(本社:柏市)。同社は柏市内で、知的障がい、精神障がいがある人への住まいの提供としてグループホームを運営する。代表の田澤洋平さんは「就労支援B型事業所として活動するなかで、利用者の収入が低いことが気がかりだった。一般企業への就職と同様の収入が得られる仕事は何かと考えたときにイチゴ園の運営にいきついた」という。

 代表・田澤さんは「子どもの貧困、個食などの社会問題に加えて、新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢の悪化がさらに日本経済に打撃を与え、困窮世帯が増加している。船橋でも26もの子ども食堂があり、多くの子どもたちが利用していることを知った。イチゴ農園を運営するなかで、たくさんの子連れ家族が来園して楽しんで帰っていく姿を見て来たが、子ども食堂に参加する家族にも一緒に笑顔になれる場所を提供したいと考えた」と話す。

 同パーティーでは船橋のこども食堂を利用する家族を対象に無料招待を呼びかけた。当初は50人招待の予定だったが、申込み受け付けの時点で反響があり、開催時間は4回に分け、実際には大人を含めて約100人が参加した。

 当日は「章(あき)姫」「よつぼし」「かおり野」「紅ほっぺ」の4種類のイチゴ狩り体験だけでなく、同園のイチゴを贅沢に使ったスムージーが提供され、参加した子どもたちにはお菓子がプレゼントされた。

 参加家族からは「園内もクリスマス仕様で、スタッフの皆さんがサンタの格好をしてくれて子どもがとても喜んでいる。イチゴも4種類食べ比べできるのが楽しい。イチゴ狩りでキッズスペースは見たことがない、遊ばせられるのもとてもうれしい」との声があった。

 園長の大川賢次郎さんは「スタッフでどうしたら喜んでくれるか考えて、サンタの格好をしたり、飾り付けを頑張った」と話し、田澤さんは「12月はイチゴがとてもおいしい時期。喜んでくれる顔が見られてうれしい。イチゴは季節が限られているので、1 年に何度もというわけにはいかないが、これからも子ども食堂に参加する家族向けにイベントを開催していけたら」と話した。

 同園のイチゴ狩りは40分食べ放題。大人(小学生以上)2,400円、小人(4歳〜未就学児)1,800円、ペット(犬)1,000円(2頭目以降は1頭につき500円)。申込みは電話(TEL047-460-9122。9時〜17時)またはじゃらん(https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000215954/)から申込み可能。今シーズンのイチゴ狩りは2023年1月5日から開催予定。直売所は9時〜イチゴがなくなり次第終了。月曜定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 園内の様子

  • 園内は食べごろのイチゴでいっぱい

  • 入り口では目立つ看板で出迎えた

  • イチゴスムージーはスタッフが配って回った

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