2022年12月19日 配信

高校生が小学生に丁寧に指導

12/19(月)高根台第三小学校で芝山高校書道部が書き初めの授業

小学校校長からの呼び掛けで実現

 高根台第三小学校(船橋市高根台1-4-1)の体育館で12月16日、芝山高校書道部による書き初めの授業が行われた。

 同日は、芝山高校書道部の生徒8人と教員2人が来校し、来年1月に同校で行われる「席書会(書き初め会)」に向けて小学5年生74人が高校生から指導を受けた。

 「地域と何か関われないかと以前から考えていて、近くにある芝山高校に相談したところ、今回の授業が実現しました」と高根台第三小学校の上野基江校長。高校生による書道の指導は、同校では初めてのことだという。同日、5年生は体育館の床の上に書道用紙を広げ、題材の「友の便り」の練習をした。

 今回の題材の字を、事前に全員で練習したという芝山高校書道部員。大沼華子さん(2年)は、「とにかく子どもたちがかわいい。字の太さが難しいという子には、筆を立てて書いてみるといいよとアドバイスしました」と話し、洞田奈那美さん(2年)は「自分らしさを大事にして書けばいいんだよと伝えました。子どもたちに教えるのは楽しいです」と笑顔で話した。

 5年生の児童らは「やさしくて分かりやすかった」「はらいを詳しく教えてくれてよかった」と感想を話し、「また来てほしい」という声も。芝山高校書道部顧問の米山翔太さんが授業の最後に「楽しかったですか」と質問すると、ほぼ全員の児童が手を挙げていた。「自分の書を見て、自分を褒めると上手になります。今日のことも覚えていてもらえればうれしい」と5年生に向けて話した。

 「コロナ前は小学校に書道部員と指導に行くことはありましたが、最近はできなかったので、今回は生徒らにとっても貴重な経験になりました」と米山さん。

 また同日の午前中には、同校近くにある特別支援学校高根台校舎の4年生児童25人が来校し、同校4年生の79人と交流会が行われた。交流会では一緒にゲームをしたり、ソーラン節を披露したりしたという。

 「高校生との交流も支援学校との交流も初めてでしたが、お互いにとって新鮮でいい経験になったと思います。今後も地域の中で連携して、お互いに刺激を受けたり学びの場になれば」と上野校長。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 書き初めの授業の様子

  • 児童らに手本を書く書道部顧問の米山翔太さん

  • 最後にあいさつをする芝山高校の生徒ら

  • 「また来たい」と話す芝山高校の生徒ら

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
  • Instagram
スポンサードリンク

記事の場所