船橋大神宮の「酉の市」の様子

12/12（月）船橋大神宮で「酉の市」の「壱の酉」

22日の「弐の酉」は神楽も

　船橋大神宮（船橋市宮本5-2-1）で12月10日、毎年恒例となっている「酉の市」の「壱の酉」が行われ、船橋の農産物などを販売する「ふなばし朝市」と重なったこともあり、朝から多くの人出でにぎわいを見せた。

　大鳥神社の例祭に合わせて出る「酉の市」は、11月の酉の日に行う神社が多いが、大神宮では毎年12月に開催。「壱の酉」の同日は、朝10時30分から大神宮内にある大鳥神社で例祭が行われた。今月22日の「弐の酉」では、19時から神楽殿にて神楽の奉納が行われる予定。

　境内では、福をかきこむ縁起物として熊手が販売され、神社では小さなものから大きなものまで3種類を販売。熊手を扱う露店は昨年と同じく2件が並び、大小さまざまな熊手を扱っていた。

　戦後間もない頃から大神宮で屋台を出店し、3代目と話す「内田」の内田さんは「最近は小ぶりな熊手が人気。屋台もここのところはずっと2件だけでさみしいけど、毎年来てくれる人がいるのはうれしいね」と話した。

　また、10年以上出店していると話す「寿家」の関係者は「商売している人だけでなく、新しく家を建てた人や子どもが生まれた人が買っていきますよ」と話した。いずれの店でも、熊手を購入した客には、屋台の人総出で開運招福を祈って三三七拍子の景気付けを行い、大きな掛け声が境内に響き渡っていた。

　屋台は朝から22時頃まで、神社の熊手販売は21時頃まで（人出によって異なる）。

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