2022年11月11日 配信

事務局長の上河さんとスタッフ

11/11(金)西船の産婦人科「山口病院」で小児科・産婦人科オンライン相談スタート

妊娠から子育てまで切れ目のないサポートを

 西船の産婦人科「山口病院」(船橋市西船5-24-2、TEL047-335-1072)で10月1日、産婦人科・小児科のオンライン医療相談サービスが始まった。

 同院は1962(昭和37)年に西船橋で開院、船橋市や市川市など東葛南部地域の周産期医療に携わってきた。近年では「妊娠中から出産後に係わる妊婦の気持ちに寄り添いたい」との思いから、地域の行政やNPOなどとも連携を深めた活動をしている。

 同院で始まった産婦人科・小児科のオンライン医療相談サービスは、「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念とし、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添うオンラインサービスを提供する「Kids Public」(東京都千代田区)が提供するもの。

 新型コロナウイルスによる感染症流行の影響により、オンラインサービスの活用が劇的に増えた一方、近親者の方も含めて、母子への直接的な関わり方がしにくい状況になっているという。

 同院事務局長の上河さんは「地域の子育て支援施設や産後サロンなども利用が制限されていることが多くある中で、インターネット上の情報収集やオンラインサービスの活用が増えている」とも話す。

 そんな中でスマートフォンから産婦人科医・助産師・小児科医に気軽に相談できる環境を作ることで、母子への包括的な妊娠・出産・子育てのサポートをすることを目指す。同院院長の山口暁さんは「出産後のご家族や皆さんへ、地域を超えた形での新たな安心を届けられると思う」と話す。

 オンラインサービスとしては「産婦人科オンライン」及び「小児科オンライン」を導入。主な内容としては「オンライン相談窓口」、季節やターゲットに合わせて適切な記事を配信する「メルマガによる医療記事配信」、ハイリスク者に手厚いサポートをする「産後うつフォロー」、専門家が分かりやすく医療情報を発信する「オンラインLIVE配信」の4つとなる。

 「オンライン相談窓口」は、毎日24時間質問を受け付ける「いつでも相談」、平日18時~22時(1枠10分の予約制)の「夜間相談」がある。

 「夜間に相談したい」というニーズも多く、「子どもが急に熱を出てしまったけれど受診すべきかどうか」「2カ月ほど湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返しているけれど、処方を変えてもらうべきかどうか」などの小児に関する質問から、「頭痛があり薬を飲みたいが授乳中でも飲んでいいものはあるか」など、産婦人科に関するものも寄せられているという。

 これらのサービスは、同院で出産した人が対象で、子どもが生後6ケ月を迎えるまで何度でも利用可能。「山口病院からの、出産後のママ・パパへのプレゼントです」と上河さん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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