2022年10月15日 配信

オンライン交流会の様子

10/15(土)船橋市と米国ヘイワード市がオンライン交流

海洋プラスチックごみ問題について

 船橋市とヘイワード市の姉妹都市オンライン交流会が10月8日に実施され、「海洋プラスチック問題」をテーマとして両市の環境問題の担当者らが参加した。

 同日は、両市の関係者らと船橋市国際交流委員会のメンバーのほか、事前に応募した市民ら約52人が参加した。

 船橋市環境保全課の藤田清さんは、市が商業、農業・漁業も盛んなことにも触れ、干潟の生き物や自然環境、地球環境問題について学べる施設「ふなばし三番瀬環境学習館」(潮見町)を紹介した後、日本大学生産工学部(習志野市)と環境に関する連携協定を結び、市内から流出するプラスチックの調査を広い範囲で進めていることも説明した。

 藤田さんは「プラスチックごみの発生源を調べながら減量対策をし、資源の循環を踏まえた施策をしていく。そのためには啓発が大切」と話した。

 ヘイワード市の環境サービス部長エリック・ピアーソンさんと水質汚染管理行政官エリサ・ウォルフォングさんは、同市の取り組みについて、「発泡スチロールのテイクアウト容器を禁止、プラスチック袋の使用を禁止、再利用可能な袋を有料で販売している。ストローや使い捨ての食器類、調味料や箸などは要求に応じてのみ提供することとした。ポスターと作文のコンテストを行い、市民の関心を喚起したり、公共の場に設置しているごみ箱も見直した」と紹介した。

 排水管理については、「排水溝にたまるごみを取り除くことを義務化し、『トラッシュ・キャプチャー』という設備を設置してごみの流れ込みを防止し、災害のリスクも減じている」と話した。

 松戸徹市長は「環境の改善には両市が共に協力し、良いアイディアがあれば情報を共有管理することが大切。互いに提供し合って環境を改善していきましょう」と呼びかけた。また、葛飾中学校の生徒が交流会に参加していたことから、「質問も英語と日本語の二か国語でしているので、良い勉強になったと思う。彼らの若い力に期待したい」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 三番瀬の紹介

  • マイクロプラスチック調査の説明

  • ヘイワード市の環境委員

  • ヘイワード市の「トラッシュ・キャピチャー」

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