2022年10月13日 配信

和テイストな外観

10/13(木)高根台ショッピングセンター内に「漢方藥局 月ノ輪熊堂」

身近に漢方を感じられる場所に

 高根木戸近隣公園近くにある高根台ショッピングセンター内に「漢方藥局 月ノ輪熊堂」(船橋市高根台3-3-4-H7)が10月8日、オープンした。

 店主の古賀ひとみさんは新潟県生まれ。大学は薬学部を卒業後、千葉県の産婦人科で薬剤師として13年働いた。

 働く中で、目の前の患者の症状がなかなか良くならないことに西洋医学の限界と無力さを感じた古賀さんは都内の漢方薬局へ転職し、調剤や考え方を学んだ。 

 「子どもの保育園の近くで開業を考えていたところに、紅茶専門店『Vine & Shrub』の店主・律子さんから『隣が空くよ』と教えてもらい、内装業者も紹介してもらったので決心。ここでは病名、症状、体質を総合的に診ていきます。問診を主として、舌を見たり、おなかを触診したりして、煎じ薬やエキスをお出しします」と話す古賀さん。

 約22坪の店内は和テイストで落ち着く雰囲気。壁紙には塩化ビニールを使用しないというこだわりで、「より安心安全な店内」を目指す。なおかつ、奥には小上がりがあるので子連れも安心して来店できる。

 店名は、現在、絶滅危惧種に指定されるツキノワグマから。「漢方は自然と共存しているもの。現代人は漢方薬を選ぶ人が減っている。ツキノワグマのようにこの世からなくならずに、漢方薬も後世に残し伝えていきたい。『月』は自然の摂理と身体と繋がっていることを示し、また『つ』には追求するの意味があり、これからまだまだ漢方薬のことを学びたいとの思いが込められている」という。

 オープンしてからは、60代女性や、子連れのお母さんなどが訪れたといい、「話しながら悩みを聞いて、漢方薬がお守りがわりにあることで、子育て中のお母さん達や、介護中の方の安心材料になれば。今後は店内のスペースを使い、健康に関わることやセミナー、イベントなどに利用もしてもらいたい。ぜひ気軽に来てもらいたい」と話す古賀さん。

 営業時間は9時〜17時30分、土曜は16時まで。定休日は水・日曜、祝日。予約受け付けはインスタグラム内(@tsukino_tubuyaki_)のリンクから申し込み可能。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 和テイストな内装に、奥には靴を脱いで上がる小上がりが

  • 処方された煎じ薬

  • 処方無しで購入できるものもある

  • デスクにいるのが店主・古賀さん

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