2022年10月13日 配信

10/13(木)千葉レスキューライオンズクラブが市船部活動応援を目的にクラウドファンディング

開始1週間で既に350人超が支援を表明

 世界的なボランティア団体の中でも船橋市内の経営者を中心に組織されている「千葉レスキューライオンズクラブ」が10月初旬、市立船橋高校の部活動活動資金を支援する目的でクラウドファンディングを立ち上げた。

 目標金額は1500万円。取材日時点では、60万円を超える金額が集まっており、プロジェクト自体は目標額に達成しなくてもリターンが実行されるオールイン方式を採っている。

 募集を呼び掛けている「千葉レスキューライオンズクラブ」は、2017年に発足。その年の九州北部豪雨災害支援では義援金を集め、2018年には千葉ジェッツふなばしと協力してAED普及活動を実施。この時、船橋市に3台のAEDを寄付したという。また、同年の北海道胆振東部地震の災害支援でも義援金を集め、2019年に千葉県を襲った台風15号・19号では被害地域への物資提供を行った。

 さらに2020年には、新型コロナウイルス感染症対策として船橋市と日本郵便に3万枚のマスクを寄付。2021年にはふなっしーの協力を受けコロナ禍の差別や偏見をなくそうという「シトラスリボンプロジェクト」に参加。動脈血酸素飽和度と脈拍を計測できる「パルスオキシメーター」200個を船橋市に寄付。また、同年熱海市で起きた土砂災害支援として義援金や物資の提供も行っている。

 今回、市立船橋高校野球部が甲子園に出場したことを受け、同クラブ内でも寄付を募ったが、他の部活動もインターハイ出場などで移動費や遠征費がひっ迫している事、野球部関連だけで4000万円超、学校全体では1億円近くの費用が必要だということを聞きつけた。

 「甲子園を目指して練習を重ね16年ぶりに夏の代表校に。千葉県勢としては25年ぶりの1回戦突破。でも…応援席の観客がガラガラだったら…ここまで手塩にかけてきた親が生活の事情で応援に来られなかったら…せっかく、市船soulをテーマに吹奏楽部が「20歳のソウル」として映画になっても継続的に支援する仕組みがないと、彼ら・彼女らは安心して試合に臨めない」と、同クラブでクラウドファンディングを担当する目谷祐輔さん。

 「今回は野球部だけでなく、サッカー部、男子バスケットボール部、女子バレーボール部、陸上部、体操部、水泳部も揃ってインターハイ出場。これだけ活躍する部活動が集まる学校は全国でも稀です。皆さんのお力をお貸しください」と呼びかける。

 リターンのメニューは、1000円から用意。生徒たちからの手紙をPDFで納品するリターンや、ふなっしーとのコラボで制作したオリジナルピンバッジ(非売品)がもらえるものも。また、5000円のリターンでは、プロラクロス選手の山田幸代選手、Bリーグ八王子ビートレインズ所属・上江田勇樹選手、同じく渋谷サンロッカーズ所属の石井講祐選手、3×3現役選手・岡田優介選手、タレントの千葉えりかさんなどがサイン入り硬式野球ボールに協力。

 1万円のリターンに上江田選手のサイン入りバスケットボールシューズ、2万円のリターンでは、上江田選手や石井選手のサイン入りユニフォームなども用意されている。プロスポーツ選手を中心に今後もリターンへ参加するスポーツ選手、タレントは増えていく見込みで「各所の調整や承認が降り次第リターンに追加していきます」と目谷さん。

 また、「20歳のソウル」配給会社の日活株式会社とも水面下で交渉を進めており、映画のサウンドトラックCDなどもリターンに組み込めるように調整を進めているという。

 さらに、10月15日には勤労市民センター(本町4-19-6)を会場にクラウドファンディング立ち上げ記念講演会も10時~11時半の予定で実施。ゲストには、市船吹奏楽部顧問の髙橋健一さんや同野球部顧問の海上雄大さん、タレントでAED大使でもある蝶野正洋さんらも登壇。市船や船橋市の教育、クラウドファンディングについて語るという。先着150人、申込方法はFAX047-411-6944。WEBからの応募の場合は、コチラ

全国大会に出場し活躍する「市立船橋高校」の部活動を皆で『応援』して支えよう!! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • クラウドファンディング立上げ記念講演会も開催

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所