2022年10月04日 配信

販売会での市船生・林さん、星野先生、森さん

10/4(火)「千葉ジェッツふなばし」ホーム開幕戦で高校生の作った「SDGsスイーツ」販売会

市船生は「市船焼きカレーパン」を販売

 バスケットボール男子のBリーグ2022-23シーズンの開幕戦が10月1日、各地で行われ、「千葉ジェッツふなばし」のホーム「船橋アリーナ」(船橋市習志野台7-5-1)では大阪エヴェッサとの試合が行われた。その場内で、10月1日・2日、船橋、佐倉、千葉、東京の高校生が作った「SDGsスイーツ」の販売会が行われた。

 両日、会場内1階ロビーでは、市立船橋高校(以下、市船)など高校生がSDGsについて学びながら、地域の店舗や企業と共に商品を考えて開発・販売、売上げを寄付するというプロジェクト「MIRAI KOMINKA for School」で誕生した商品を販売するブースが設けられた。

 各校とも、各地域特産の野菜や果物などをSDGsの観点から取り入れた商品を販売した。1日は市船、佐倉高校、佐倉東高校に加え、東京から新渡戸文化高校の商品7種類を販売した。

 「チームいちふな」は市船校商業科2年次の生徒が取り組み、千葉ジェッツがプロデュースする船橋市内のカフェ&バー「THE OFFCOURT」(船橋市本町5-1-17)が商品開発に協力。船橋の特産である小松菜とニンジンのパウダーを練りこみ、カレールーには「船橋のなし」を隠し味に使用した「市船焼きカレーパン」(小松菜・ニンジン)を開発した。9月の学園祭で同商品を発売して以降、同日が一般に向けた初めての販売会となった。

 新渡戸文化高校は「船橋のなし」を使用し、「ふなっこ畑」(船橋市行田3-7-1)との協力で開発したジェラート「梨ころりん」を販売した。

 市船卒の市船体育科教員で元千葉ジェッツの選手でもある星野拓海先生は「今回のプロジェクトは6月頃から具体的に動き始めた。授業時間外、放課後での活動もあった。開発においては、この場所(船橋アリーナ)で販売することも最初から視野に入れていたので、ワンハンドで食べやすいものにすることも考慮してアイデアを出していった」と明かす。

 チームリーダーの林さん(商業科2年)は、「商品の開発は大変だった。たくさんの人に教わった。揚げずに焼いているので、カロリーオフになっています。SDGsでもあり、健康にも良いです」と笑顔を見せ、森さん(商業科2年)は「できあがってうれしい。商品が納品されてから販売時間までに消費期限のシールを貼るのは時間に追われて大変でした」と話した。

 星野先生は「生徒が主体になって商品を作り、販売すること、地域貢献、船橋に貢献することに心を置いて活動した。いろいろな話し合いの中で生徒も成長できている。実商売での経験は、ほかでは得難い教育になる」と話した。

 開幕戦は両日とも白星を揚げた千葉ジェッツ。これまで6シーズン、チームスローガンとして掲げてきた「Be Professional」から新たに、今シーズンからは「JETS SPEED.  JETS PRIDE.」と掲げ、王者奪還を目指す。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • SDGs12番、3番に配慮して商品化された「市船焼きカレーパン」

  • ホームで迎えた開幕戦は4年ぶりとなる

  • 販売ブース。高校生らが呼び込みを行った

  • 新渡戸文化高校と「ふなっこ畑」が開発した、「船橋のなし」入りジェラート

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