2022年10月02日 配信

店主の木村教江さん

10/2(日)誰でも演奏歓迎のカフェ「音Cafe Ohana」

「うたごえライブハウスゴリ」を引き継ぎリニューアル

 JR船橋駅南口より徒歩6分、本町1丁目交差点すぐ側の建物の2階に「音Cafe Ohana」(船橋市本町3-1-1 柏屋ビル2F、Tel 090-4467-0176)が5月26日にオープンし、音楽を間近に感じながら作り手の優しさを感じられる家庭料理を楽しめる場所として、近隣のオフィスワーカーやシニア層からのリピーターが増えている。

 同店の代表を務めるのは、船橋で育ち今も市内に住む木村教江(のりえ)さん。木村さんの母は以前この場所にあった歌声喫茶「うたごえライブハウスゴリ」の従業員で、前オーナーが急死した際に店を買い取って歌声喫茶を続けてきた。しかし新型コロナウイルスの流行を受けて約20年続いた歌声喫茶の幕を下ろすこととなり、教江さんにこの場所を引き継いでほしいと打診があったという。

 「いつかはこの場所で自分のお店をやりたいと思っていましたが、まさかこんなに早くその機会が来るとは思っていませんでした」と木村さん。「自分の想像より5年から10年は早かったですね」と笑いながら話す。

 店名のOhanaはハワイの言葉で血縁関係ではない人も含めた広い意味での「家族」を指す。「スタッフはもちろん、お店に足を踏み入れた人すべての人と家族のような関係を築きたいという想いを込めました」と木村さん。

 オープンにあたって、木村さんが特にこだわったものの一つが料理。いずれのメニューも、飲食関係の仕事をしていた両親から受け継いだ味覚と料理の腕を持つ木村さんのオリジナルレシピ。隠し味が絶妙な旨味を引き出すように工夫しているという「ハンバーグステーキ」(ライス・スープ付き、1,210円)、後を引く味付けにしているという「ナポリタン」(サラダ・スープ付き、1,100円)、ボリュームたっぷりの「ラザニア」(同、1,100円)などが人気メニューだという。

 もう一つ強くこだわったのが音楽。店内は約18坪のスペースに20席を構えるが、その脇にはグランドピアノやスピーカーなど本格的な音楽機材が並ぶ。それらを活用して来店客が一緒に歌って楽しむ歌声喫茶や、歌や演奏を自由に披露できるオープンマイクなど、誰もが気軽に参加できる音楽イベントを定期的に開催しているほか、店内のピアノは食後のひとときなどに自由に弾くことができる。

 幼少の頃からピアノやクラリネットを嗜み、学生生活を終えてからは大手楽器店に勤務していたという木村さん。「以前からアマチュア音楽家の発表機会がもっとたくさんあればと思っていたので、お客様が主役となれる場を多く作れるよう努めています」と話す。「楽器店勤務の経験を活かして機材はかなり良いものをそろえました。ミュージシャンや音楽教室の方にも利用して頂きたいので、興味のある方はぜひお気軽にご相談ください」と呼びかける。

 営業時間は平日9時~20時、土曜・日曜・祝日11時~20時。不定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗外観

  • 店舗入口

  • 店舗内観

  • 隠し味を工夫しているというハンバーグステーキ

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