2022年09月26日 配信

9/26(月)巨玉・新高梨の高級桐箱ギフト完成

船橋のスーパーマーケット「ランドローム」で5箱限定販売

 船橋のスーパーマーケット「ランドローム船橋夏見店」(船橋市夏見1-15-5TEL 047-424-0700)で924日、「船橋のなし」の品種・新高の巨玉梨を使用した高級桐箱ギフトが完成し、そのお披露目会が行われた。

 船橋市三咲に本拠地を構える同店は、千葉県内に16店舗、茨城県内に4店舗のスーパーマーケットを展開するローカルチェーン。「『健康』を得るために厳選した新鮮食材を提供、これをおいしく調理して『グルメ』な生活を。気持ちよく買い物して『快適生活』を送ること、客や従業員という『人』を大切にする」という「健康」「グルメ」「快適生活」「人」といった4つのキーワードを軸に運営し、毎年販売している「船橋のなし」を使用した「ふなっしーのギフト箱」の販売店でもある。

 船橋市内では、8月上旬から出荷が始まった「幸水」をはじめ、「豊水」「新高」「秋月」「かおり」など複数の品種が販売されているが、「梨イコール幸水というイメージが強いですが、幸水以外にもぜひ食べてもらいたい品種がたくさんある。また、梨は夏の時期の果物のイメージもあるが、10月ごろまで食べられる品種もあるのを知ってほしい」という市内の梨農家の声を受け、同店でも販売店の立場から農家をバックアップしたいと思い、同企画商品を船橋市地方卸売市場の「長印船橋青果」、「船橋のなし」PR事務局と一緒に考案したという。

 「船橋市では、10月に収穫できる『新高』『かおり』『新興』『愛宕』などの晩生品種の梨を広めることを目的として『なし大玉コンテスト』が開催されていたこともあり、今回は『新高』の梨を使用することにしました」とランドロームの伊藤さん。

 同日早朝、船橋市地方卸売市場の競売に出荷された、直径約15㎝・重さ約1.2㎏の巨玉・新高梨1玉を箱に入れて完成した商品は、11万円。梨を納める箱はオーダーメイドの桐箱で、制作は木工スタジオ「タケモク」(鎌ケ谷市)の竹本公亮さん。竹本さんは普段オーダーメイドの家具制作をメインとしているが、梨の枝を再利用した作品も作り、今回のオファーに至ったという。「もともと船橋に住んでいたので、梨にも愛着があります。大玉の梨を入れるのにふさわしい桐箱は、27cm四方くらいの大きさで、かなり重厚感のある箱となりました」と話す。

 パッケージブランディングを担当したのは、船橋市内で活動するデザイナー「flavour design & works」の島川和美さん。「クライアント一人ひとりに丁寧に向き合い、持ち味を引き出す風味(フレーバー)を加えたオリジナルデザインを心がけています」と島川さん。今回のギフト企画では「農家さんの梨に対する思いを伝え、『船橋のなし』自体の価値を高められるもの、受け取った方がワクワクするような包装デザインを考えました」と話す。

 長印船橋青果の代表取締役社長・太田英行さんは「梨に関わる農家、市場、販売店それぞれが連携して出来上がった1つの商品。農業を盛り上げていくためにこれからも力を合わせていきたい」と話した。ランドローム船橋夏見店の川村さんによると、同商品は5個限定の予約販売で8月末まで店頭に告知ポスターを掲示。「全て、梨を愛する船橋市民が購入してくれました」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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