2022年09月07日 配信

(左から)大木社長、スクール校長・島田さん

9/7(水)大木無線電気がJMA認定ドローンスクールを開講

白井市にドローン飛行が可能な自社フィールドも開設

 船橋・芝山に本社を構える大木無線電気(船橋市芝山4-18-1)が9月4日、自社フィールド「電気ハツラツ!3110フィールド」(白井市復91)でドローンスクール「船橋DRONE STATION」を開講するにあたり「ドローン無料体験会」を行った。

 同社は、2003(平成19)年から太陽光発電事業に参入し、国内でも早い段階で太陽光発電事業に取り組んでいた企業となる。船橋市大神保町に隣接した白井市復の場所には同社管理の太陽光パネルを設置。その一画に、フットサルができ、ドローンも飛ばせる「電気ハツラツ3110フィールド」を設け、今回のドローンスクールは同フィールドを会場として開講した。

 代表の大木武士さんは「私は船橋商工会議所青年部の活動を通して、日本中大勢の青年部仲間とつながりができました。そこで出会った仲間がJMA(日本マルチコプター協会)を立ち上げました。彼らの取り組みは素晴らしく大きく発展し全国各地で活躍しています。今まで尊敬の眼差しで応援していましたが、今回事業参入のお誘いを頂き、ドローン事業を決意しました」と大木さん。

 「近年、ドローンは防災や建築での測量、運送業界、農業など多方面で活用が進んでいる。一方、より効率的な運用や安全性の追及、トラブル回避の面からも法整備が進んでおり、今年12月に国の免許制度や機体整備ルール化も始まります。今後ますますドローンへの注目度が高まり、正確かつ時流に乗り遅れない情報収集が必要となります」とも続ける。

 今回同社が開講するスクールはJMA認定スクールで、JMAは国土交通省認定団体であるため、同所で講習を受け、JMAライセンスを取得すると、「JMA無人航空機技能認証」と「JMA無人航空機安全管理者」の2種類のライセンスが取得できる。さらに、飛行に必要な許可申請をスクール側で代行してもらえるというメリットがある。

 スクールは2日間コースで「JMA認定パイロット養成コース」と題し、座学と実施の授業がある。ドローン操縦の技能習得、メンテナンス知識、運航のための法知識などを勉強し、2日目に卒業試験を実施。合格すると修了証が授与され、翌月以降には認定カード、飛行許可証となる全国包括申請完了書類が届く。また、ドローン損害賠償保険が適用される。飛行許可と損害賠償保険は1年更新となり、これらを含めた受講料は税込み16万5000円。

 同ライセンスで飛行できる形態は次の通り。住宅などが並ぶ人口集中地区上空の飛行、人または物件から30m以上の距離を確保できない飛行、空港などの周辺の空域、進入表面などの上空の空域、地表または水面から150m以上の高さの空域の飛行、夜間飛行、目視外飛行、催し場所上空の飛行。

 「趣味の領域から産業用用途まで幅広く、安全で社会に役立つドローンユーザーのすそ野を広げたいと思っています。撮影だけでなく、ドローンは点検や測量にも使用でき、これからどんどんドローンでできることが増えてくるでしょう。上空から撮影するだけで土地の隆起などを立体的に測量できるドローンもあります。建築、土木、林業、農業、エンタメ業界などでもドローンの活躍が期待されます」と大木さんは説明する。

 同社ではスクール事業だけでなく、DJI社のドローン本体の販売をするほか、ドローンのメンテナンスなども受け付けていく。「私たちは、ドローン関連において、船橋市の情報技術の拠点となれることを目指しています」と大木さん。

 同社映像部門の社員であり、同スクール校長となった島田健太さんは「ライセンスを取得しても許可の関係でどこでも飛ばして練習できるわけではない。そんなとき、このフィールドも使用してもらえたら」とも続けた。

 9月~11月はドローン無料体験会を開催。参加資格は小学生以上が対象となり大人も参加可能。体験会初日には大人と子ども併せて30名が参加した。

 体験会を終え、島田さんは「子どもって覚えるのが早い。大人だと、飛ばしながら『あれ?どっちに動かすんだっけ』となるのに、子どもはあっという間に慣れている。今からできるようになったら将来活躍できる場面がたくさんあるのではないでしょうか」と話す。

 初回の体験会に参加した6年生の大木妃夢(ひめ)さん「楽しかった。初めて操縦したが上手にできた。お父さんが操縦するのを見て、かっこいいと思っていた。高いところからきれいな写真をいっぱい撮りたい」と話し、3年生の見上新さんは「楽しかった。高い所からサッカーしているのを映すとすごくかっこいいと思うのでやってみたい」と話した。

 無料体験会は9月16日・21日、10月3日・11日・21日・31日、11月9日・16日・24日・30日の午前の部=10時~12時、午後の部=13時~15時となる。無料体験の予約は専用フォームから受け付けている。

関連サイト:https://funabashi-drone.com/lp/fds/

船橋drone station

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 飛行許可を取っているフィールドでスクールが実施される

  • 体験会の様子。スクール受講は座学があるため小学生高学年以上が望ましい

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