2022年08月15日 配信

Twitterトレンド入りした「市船ソウル」「市立船橋」

8/15(月)市船野球部2回戦・敦賀気比戦で敗退ベスト16入り逃す

9回裏の猛追で「市船ソウル」「市船soul」がTwitterトレンド入りに

 千葉県を代表して第104回全国高校野球選手権大会に出場した市立船橋高校野球部が8月13日、2回戦で敦賀気比高校(福井県)と対戦し6対8で敗北、ベスト16入りこそ逃したものの9回裏の追い上げが話題になり「市船ソウル」などがTwitterでトレンド入りした。

 試合は、初回から1アウト満塁のピンチを迎えたがダブルプレーでゼロに抑えた。さらに、2回には篠崎選手のタイムリーヒットなどで2点先制するなど序盤の主導権は市船が完全に握った。3回表に敦賀気比のキャプテン春山選手の犠打で1点を返されるも、4回裏には1アウトから大野選手が出塁、1点を追加して3対1と突き放す。

 5回表、市船はエース森本哲星投手を投入。しかし、敦賀気比の上加世田選手・高見沢選手・岡村選手による連打で3点を返されスコアは3対4。さらに、7回に1点、8回には上加世田選手のタイムリーなどで3点を追加され8対3とリードを広げられる。

 5点差を追う最終回の市船。アルプススタンドを緑に染める市船応援団は甲子園を揺るがす大音量の「市船soul」で選手を激励。

 応援に後押しされ、三浦選手・石黒選手がノーアウト3塁2塁のチャンスを作りだすと、森本哲太選手がタイムリーツーベースで2点を返す。逆転への希望に包まれる市船応援団、応援は甲子園の観客にも飛び火する。甲子園全体が「市船soul」のリズムに手拍子で乗り、市船の逆転劇を期待する空気が球場を支配していく。

 ここで敦賀気比の上加世田投手が降板、ライトへポジション変更し、火消役として清野投手がマウンドにあがる。何としても抑えたい清野投手と、逆転へ向けて4番の意地を見せる片野選手が息の詰まる攻防。10球目まで及んだ勝負はレフトへの大きなフライとなり1アウト、ランナー2塁。

 なおもチャンスが続く市船、代打に1回戦で試合を決めたラッキーボーイの黒川選手が登場。打球はライトフライ、しかしここでライト上加世田選手が捕球失敗、1アウト3塁2塁に。次いで谷藤選手がセンターへの犠打で1点を返し2アウトながら6対8、2点差に詰め寄る。「市船soul」が更にボルテージを上げる。

 甲子園全体が手拍子、市船の逆転劇へ期待がかかる。続く打者は7番・田中選手、2ストライクからのヒッティングはライトへの大きなフライ。「もしかして…」という期待、先のエラーがフラッシュバックする中、ライトを守る上加世田選手は丁寧に落ち着いて捕球し、試合を決めた。

鬼気迫る追撃、「市船ソウル」などTwitterトレンド入りに

 こうした9回裏からの奇跡のような追い上げを見た観客や視聴者らが「市船soul(市船ソウル)」を検索。試合終了直後、「市船ソウル」は5000件近くのツイートを集めトレンドランキング11位に。さらに、14位に「#市立船橋」は3000件以上のツイートで14位、ローマ字を使った「市船soul」は1200件以上のツイートで29位にランクインした。

 今回15年ぶり5回目の甲子園出場を果たした市船野球部。並行して野球部の応援曲「市船soul」誕生のきっかけと作曲者・浅野大義くんが過ごした市船吹奏楽部を描いた映画「20歳のソウル」が、先行して全国上映されていたこともあり「市船soulが野球部を甲子園に導いた」「市船soulには神がかった力がある」などとワイドショーやスポーツニュースなどをにぎわせた。

 これを受けてか、甲子園近くのショッピングセンター阪急三番街の中に店を構える洋菓子店「GRANDMARBLE OSAKA」では、「市船野球部甲子園出場と20歳のソウル上映を記念」したイベントを開催。1000円以上商品を購入すると「20歳のソウル」オリジナルグッズが当たるくじ引き企画などが催された(8月12日~16日まで)。

 店内の大スクリーンには「20歳のソウル」予告動画が流され、「20歳のソウル」展示コーナーやメガホンをとった秋山監督のサイン入りポスターなどを掲示。一時、甲子園入りする市船関係者の間で話題になった。

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • アルプススタンドを緑に染めた市船応援団

  • 試合終了後、挨拶する選手たち

  • 「市船soul」もトレンド入りに

  • 20歳のソウルが流れる「GRANDMARBLE」店内

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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