2022年08月09日 配信

公開稽古の様子

8/9(火)15年ぶりに「大相撲船橋場所」が船橋アリーナで開催

「ふなばし子ども食堂」利用者70人を招待

 船橋アリーナ(船橋市習志野台7-5-1)で8月6日、船橋市内での開催は15年ぶりとなる「大相撲船橋場所」が夏巡業の一環で開催された。

 各地方を巡回する相撲の地方巡業は、コロナの影響で約3年ぶりの開催となった。8月5日の東京都・アリーナ立川立飛での開催を皮切りに、船橋、さいたま市、古河市、春日部市を8月14日までをかけて巡る。

 「15年前の船橋場所がとても盛況だったので、今回久しぶりとなりましたが、船橋場所を開催することになりました」と大相撲船橋場所実行委員会の担当者。

 同日は、全幕内力士を含む総勢約200人の相撲団が参加。アリーナ中央に土俵が組まれ、土俵の四方を囲むように席が設けられた。館内に設置された相撲土産セットや幕の内弁当を販売するコーナーには長蛇の列ができていたほか、力士との「ふれあい撮影会」も登場した。

 土俵では、開場後はまず「公開稽古」が行われた。公開稽古は、多くの力士が一堂に稽古するもので、巡業ならではの風景だという。休憩の後、取組が開始され、途中には土俵上で力士が歌を披露する「相撲甚句」や、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物の「初切(しょっきり)」など、巡業ならではの企画も盛り込まれた。

 同巡業の主催は、読売新聞社、大相撲船橋場所実行委員会。チケット販売はコンサートやイベントなどの興行をする「Zen-A(ゼンエイ)」(東京都中央区)が行ったが、今回、「Zen-A」は「ふなばし子ども食堂」を利用する約70人の子どもと大人を無料招待した。

 「ふなばし子ども食堂」メンバーである及川恵さんは「今回、Zen-Aさんから、子どもたちを招待したいというお話をいただいて。子ども食堂を利用している親子70人分の招待をいただきました」と話す。

 取組を見終えた6歳の女児と5歳男児は「かっこよかった。楽しかった」と話、小学2年生の稲葉琉絆人(ルキト)くんは「お相撲さんは大きくて力も強かった。取り組みの決着はすぐに決まるんだなと思った。相撲の伝統がいろいろと見られておもしろかった」と感想を述べた。

 子どもを連れて行った母親からは「私も生で相撲を見るのは初めての経験だった。親子で貴重な体験をさせてもらって、とてもありがたかった。普段、相撲をじっくり見ることは普段なかなかなく、詳しくもなかったけれど、生で観る迫力に触れ、楽しく観覧できることができました。一緒に見ていたメンバーも、同年代ぐらいの子どもを連れている方が多く、子ども同士で交流があったりでなんとなく取組の合間にもほっこりした時間を過ごさせていただきました」と話した。 

 次に千葉県内に巡業が来るのは、秋巡業の10月10日、千葉ポートアリーナでの開催を予定している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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