2022年06月16日 配信

サイト「こもっとちば」

6/16(木)千葉県最大の引きこもり支援ポータルサイト「こもっとちば」開設

船橋市内の支援施設経営者兼「生き方応援団ララ」山田さんが主導して

 千葉県最大の引きこもり支援ポータルサイト「こもっとちば」が4月1日に開設されて2カ月が経った。同サイト開設にあたって主導したのは、市内2カ所で「日中一時支援施設 ララホーム」(船橋市前原西1-8-5、047-470-4154)を経営する傍ら、NPO法人「生き方応援団ララ」の理事でもある山田賢明(よしあき)さん(38)。

 同サイトは引きこもりの支援をする事業施設の検索ができるサイトとなる。事業施設の検索については、県内エリアを指定後、市町村の選択が可能になる。さらに、支援対象者・支援内容なども指定して検索することも可能。現在は全部で75個の施設がリストアップされている。

 トップページには千葉県全体の地図が表示され、視覚的にも検索しやすくなっている。

 山田さんは、8年前から精神疾患のある人、障がいがある人の支援を行っている。山田さんの元には日々さまざまな相談が寄せられ、引きこもりに悩む人の存在も自然と身近になったという。その際、「どこで引きこもりについて、支援が受けられるのか、またそれをどうやって調べればいいのかわからない」という声が多かったという。

 その声を受け、山田さんが実際に調べてみようとしたところ、「そもそも引きこもりに関しての情報を集めるような明確なサイトは見当たらなかった。ならば、自身で千葉県内の支援に当たっている施設を網羅しよう」と決めたのが、立ち上げのきっかけだったという。

 各事業所の情報集約については、山田さんを筆頭に、同NPO法人の職員で手分けして、各事業所に支援内容などについてヒアリングを行った。その結果をもとに、以前
から同NPO法人のホームページ開設や管理などで協力関係にある「ノベルティ」(本町5-1-1、TEL 047-405-2227)にサイト作成を依頼した。

 「実際に仕事に従事されている方の想いや体温を感じられる情報が必要」という考えから、同サイトでは、事業者や窓口にあたる人物へのインタビュー記事も掲載。今後は同記事についても増やしていく予定だという。

 「支援者と当事者の関係者を繋ぐのはもちろん、支援者同士、当事者同士を繋ぐ場
を作っていきたいと思っています。Zoomなどを用いてのイベントや、リアルな場での講習会など、このサイトをきっかけにできることをたくさんしていこうと考えています。千葉県を皮切りに、引きこもりという社会問題に関して、具体的に有効な策を生み出し、日本全体に千葉モデルとして発信できれば素敵な社会貢献になりますよね」と山田さんは今後の展開について熱く話す。

 同サイトは全て無料で利用可能。各事業所などのレビューへの書き込みは会員登録制となる。

関連サイト:「こもっとちば」 https://comott.net/
 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 山田賢明さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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