2022年06月11日 配信

講座の様子

6/11(土)船橋・宮本中学校で講座「熱中症を知る」

おおすか整形外科による出前講座

 宮本中学校(船橋市東船橋7-8-1、TEL 047-422-8127)で6月9日、東船橋にある「おおすか整形外科」(東船橋1-22-8、TEL 047-411-0777)による「熱中症を知る」とテーマとした出前講座が行われた。

 同クリニックでは、市民向けに「転ばぬ先の体操教室」と題した無料公開講座を定期的に実施している。部活動がある学生は参加することが難しいため、今回は校医も務めている宮本中学校に出張する形で行った。昨年も同時期に開催を予定していたが新型コロナウイルスの影響で見送り、今回は1年半ぶりの開催となった。

 今回のテーマは「熱中症を知る」。「10代の熱中症は飛び抜けて多い。部活動が活発な年齢だというのも理由のひとつ。夏本番を迎える前に部活動をする生徒、指導する先生に伝えたい」と話すのは同クリニックの大数加光治院長。

 熱中症を防ぐ予防対策として、3つのテーマで講座を進めた。1つ目は、暑さの本番前の梅雨の時期から体を徐々に暑さに慣れさせていく「暑熱順化」が大切と伝えた。

 2つ目は水分補給。水分補給についてはスポーツごとの発汗量のグラフを見せながら、どういう時にどのくらいの量をとればいいのかを実際の状況を説明しながら生徒たちにわかりやすく伝えた。また経口補水液とスポーツドリンクの違いにも触れ、大量発汗時は経口補水液を飲んだほうが効果的と話した。

 最後の予防対策として、冷却の大切さを伝え、手足を浸水することが効率よく冷やせるポイントだと話した。

 また、「熱中症にならないためにはチームで防ぐことが大切です」と話したのは理学療法士の徳永涼さん。自己判断が難しい熱中症も、周りの生徒、先生が気にし合うことで早めに気づくことができると呼び掛けた。

 講座に参加した日根野達也校長は「部活に力を入れてがんばっている時期。みんなで気に掛け合いながら熱中症に気をつけていきたい」と話した。

 同講座は運動部をメインとした10種の部活動の生徒代表が集まった。講座中は真剣にメモを取る姿が見られ、講座に参加した生徒が今後は各部のメンバーに伝えていく。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 生徒にわかりやすく伝える大数加さん

  • 理学療法士の徳永涼さん

  • 「チームで防ぐことが大切」と伝える

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