2022年04月25日 配信

長印船橋青果(船橋地方卸売市場)にて生産者の皆さん

4/25(月)「船橋にんじん」の出荷始まる

千葉ジェッツとコラボの箱で初出荷

 船橋のブランド野菜「船橋にんじん」が4月24日、長印船橋青果(船橋市市場1-8-1 船橋地方卸売市場内)で初出荷を迎えた。

 生産者を代表して「JAいちかわ船橋人参共販委員会」の「ベーターキャロット組合」組合長の石神辰巳さんが「今年の食味、糖度は例年並み」と話した。この日に出荷されたのは「船橋にんじん」の早生品種「ベーターキャロット」10kgの出荷箱が180箱。「冬の低温の影響で出荷量は例年の2~3割減となった」とも。

 出荷箱のデザインは一新され、船橋市に拠点を置くプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」(以下「千葉ジェッツ」)とコラボしたデザインが施され「船橋にんじん」の出荷に使用される。「船橋にんじん」は船橋市のふるさと納税返礼品に4月1日から登録され、3kgの出荷箱が使用される。

 「『地域のみなさんにおいしいニンジンを食べてほしい』という生産者の願いと、千葉ジェッツの『もっと船橋市のみなさんと地元を盛り上げていきたい』という思いが一致してこのようなデザインとなった。おそらくプロチームと協力して出荷箱をつくった例は日本で初めてでは」と石神さんは話した。

 船橋市は40年を超えるニンジンの産地で収穫量、作付面積ともに千葉県1位で全国でも有数の規模を誇っている。1967年には国の指定産地認定を受け、2013年には「船橋にんじん」はニンジンとして全国で初めて特許庁の「地域団体商標」に登録されている。

 「ベーターキャロット」は近年連作障害などで生産量が激減し、生産者は現在では石神さんを含めて4人だけとなったが「通常のニンジンよりベータカロチンが多く含まれ糖度も高いので生で食べてもおいしい」と石神さんは胸をはる。

 5月11日から5月末まで東武百貨店船橋店(船橋市本町7-1-1)の地下1階食品売り場で10数社が協賛して「船橋にんじん」を使った食品を提供する「船橋にんじんまつり」も初めて開催予定となる。

※東武百貨店船橋店での「船橋にんじんまつり」は5月11日からの開催と、後日発表がありました。2022/5/7

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 千葉ジェッツのコラボ出荷箱に入ったベーターキャロット

  • 今年の出来栄えを話す石神さん

  • 生産者の皆さん(左から石神さん父子、石井さん、仲村さん)

  • 小さい箱は「ふるさと納税返礼品」用

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