2022年03月09日 配信

レジの女性が「Vine&Shrub」店主・榊原律子さん

3/9(水)船橋市内の紅茶輸入会社が経営するカフェで紅茶を通したウクライナ人道支援

船橋市内の公民館や図書館などでも救援金の受け付けを開始

 南インドから紅茶を輸入する事業会社が経営するカフェ「Vine&Shrub(ヴァイン・アンド・シュラブ)」(船橋市高根台3-3 東ショッピングセンターH-6)で3月7日から、紅茶を通じたウクライナへの人道支援金を募っている。

 同店では「PEACE TO UKRAINE(ウクライナに平和を)」とラベルされた紅茶(「ロックハート」70g、通常販売価格500円)を1000円で提供。100袋の提供を目標とし、10万円集まったら、全額を在日ウクライナ大使館に寄付するという。

 同店のFacebookで呼び掛けたところ、すでに大分県や北海道の人からも「支援したい」とメールが届き、同店店主・榊原律子さんは、連日閉店後に、支援の返礼品である紅茶の配送作業に追われているという。

 同店は南インドから紅茶を直輸入し、自社通関、自社パッケージをして販売する傍ら「おいしい紅茶が飲める店」として2019年からカフェの経営もしている。

 榊原さんは「ウクライナで昨日まで平穏に暮らしていた人たちが、急に戦争に巻き込まれている。何かできないかと思ったとき、自分には紅茶しかないと思い、紅茶を通して支援金を集めようと思った」と話す。

 「2011年、東日本大震災が会ったとき、私は上海に住んでいて。その時にはTシャツを作って、購入してもらうことで日本に対して義援金を募ったこともありました。教会の活動で支援活動はいろいろと経験があったんです」とも。

 支援のために同店を訪れた市内英語教室「ポルカドット」を運営する梅川さんは「ニュースを見て、自分は何ができるのか?と思っていたところ、Vine&Shrubさんのインスタグラムを拝見して、これなら私もできると思って来ました」と話す。

 同じく同店を訪れていた市内に住む石田美希子さんも「ウクライナで何の罪もない子どもたちが傷つけられているのを見て心が痛い。安心して食べて、安心して寝て欲しい。武器のための支援はしたくないけど、みんなの幸せのために使ってもらえるなら支援したい」と話し、紅茶を手にした。

 榊原さんは「支援金はできれば1週間くらいで集めて、すぐに送ってあげたい。送った際はSNSでみなさまに報告いたします」と話す。

 在日ウクライナ大使館の公式Twitterでは「在日ウクライナ大使館がウクライナへの人道支援のために特別銀行口座を開設して以来、ロシア侵攻による被害者を支援したいという約15万人の日本の方々から寄付をいただいています。 3月7日現在集まった寄付金の合計は40億円近くなっています」とメッセージを発信している。

 同日、同Twitterでは「三菱UFJ 銀行様にご協力いただき、ウクライナに対して人道支援物資を提供している慈善基金に送金手続きを行いました。ウクライナ国民にとって困難な今の時期にご支援くださいました日本の友人の方々に心から感謝しています」とも続け、ビットコインなどで寄付を募る詐欺のメールが現れているため、注意が必要であることも呼び掛けた。

 また、船橋市では3月8日から、日本赤十字社を通しての「ウクライナ人道危機救援金」の募金箱を設置している。募金受付は5月31日まで。募金箱は、各公民館、各図書館、各出張所、船橋駅前総合窓口センター、市役所本庁舎1階正面玄関に設置。そのほか、口座への直接送金も受け付けている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ウクライナ国旗のカラーリングでデザインしたオリジナルラベルで提供

  • インスタグラムを見て購入に来たという「ポルカドット」の梅川さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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