2022年01月25日 配信

1/25(火)サスティナブルフード専門企業「増一屋」が大豆ミートプロジェクト

地域のママの意見を取り入れて

 千葉市にあるサスティナブルフード専門企業「増一屋」(千葉市中央区富士見1-14-13 千葉大栄ビル8F、TEL043-382-9638)が1月24日、「市場カフェ」(船橋市市場1-8-1)に集まった船橋市内在住のママと共に、同社が開発する大豆ミートを使用した新商品の意見交換会を行った。

 2021年に設立した同社は、地球環境を考慮した植物由来原料100%のものを使った料理を目指し、大豆ミートで作ったミートボール、ハンバーグ、焼肉、ロールキャベツなどといったサスティナブルフードの商品開発・メニュー提案・食品製造・卸・販売を行っている。

 社長の吉田淳子さんは「プロによるおいしさをプラスし、おいしいから食べる、おいしいから買うという食べる喜びを伝えながら、サスティナブルな視点による商品づくりを目指しています」と話す。

 開発に関わる、元フランス料理シェフを筆頭とした料理人チームが考案する代替え肉商品は、大豆独特の匂いをできるだけ無くし、一般の人が抵抗なく食べられるようになっている。

 「これからの未来のために、人と地球が抱える食と環境問題に取り組み、食べることの喜びを伝え、安心安全な食品を提供していきたい。そのために、普段、家庭の台所を担う主婦層の方たちが使いやすい大豆ミートの商品を開発し、一般家庭からもサスティナブルフードを普及していければと思った」と吉田さん。

 その吉田さんの思いを受け、SDGsやサスティナブルフードに興味関心を持つ市内在住の主婦6人が集まり、実際の商品の試食しての意見交換会が決定したという。

 この日提供されたメニューは「大豆ミートのロールキャベツ」と「ピーマン大豆ミート詰め」。「大豆ミートのロールキャベツ」はバターなどの動物性脂肪分を一切使用せず、100%植物性で作られたホワイトソースがかかっている。試食したママからは「バターを使っていないとは思えないほどコクがありおいしい。ロールキャベツの肉も食感も大豆とは思えないので、これなら家族も喜んで食べられそう」「乳製品にアレルギーを持つ子でも食べられるので、料理の幅が広がる」という声が上がった。中には、「SDGsという言葉は最近よく聞くので気になっていた。これから肉が高騰していくと予想される中、こういった代替商品があるとうれしい」とも。

 同社ではこれらの商品を冷凍し、材料が一式入ったミールキットの状態での一般販売を想定しているが、その際に主婦が買いやすい量はどれくらいか、味について意見はあるかなどのヒアリングも行った。「料理が完成しているミールキットのほかにも、大豆ミートのミンチや唐揚げ用の代替肉など、料理の素材としての提供も考えている。汎用性があったほうが、ママたちは料理に大豆ミートを取り入れやすいのでは」と吉田さん。
 
 この日行われた意見交換会での情報を元に商品改良を行い、最終的には2022年春ごろにクラウドファンディングで商品化を行っていく予定だという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「大豆ミートのロールキャベツ」と「ピーマン大豆ミート詰め」

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード