2022年01月05日 配信

第三弾になるパスタ、らーめん、寿司の無人販売機

1/5(水)シャポー船橋に無人販売サービス「EKIPICK MART」

シャポー船橋で全国に先駆け無人販売機導入

 船橋駅直結のシャポー船橋(船橋市本町7-1-1)に無人販売機の設置が増えていると地域コミュニティのSNSで話題にあがっている。

 SNS上で話題にあがっているのは船橋駅「シャポー口」を出てすぐにある休憩スペース横の無人販売機。すでに首都圏キー局の情報番組などでも取り上げられており同施設利用者の間では口コミで広まり利用者が増えているという。

 同所に設置されているのは、「札幌みその」の冷凍らーめんと餃子、「フォークダンス」の冷蔵パスタ、「回し寿司 活 活美登利」の寿司という3機。購入方法は、交通系電子マネーなどで無人販売機の扉を開錠、電子マネー・QRコード決済・クレジットカードなど20種類以上の方法でキャッシュレス決済が可能。

 同施設を運営するジェイアール東日本都市開発担当者によると、「2019年頃から営業時間外の販売について研究を重ねてきた結果行きついたのがこの無人販売機です」とのこと。施設内店舗の営業時間(10時~21時)と駅利用者のピークタイム(6時~9時、17時~25時)にズレがある事から「営業時間後に販売機会があり、顧客ニーズの拾い漏れがるのではないか」と仮説を立てたという。また同時に「商品の販売を営業時間内のみにすることで発生する食品ロス」解決も織り込んだという。

 飲食系テナントでは営業時間内に完売しようとすれば営業時間終盤は品薄に。逆にギリギリまで品揃えを充実させておこうとすれば商品ロスが多くなってしまう。同施設が、営業時間後も通路として開放している点を活かし、無人販売機を設置する事でこの課題解決を狙った。

 「ここに至るまでにたくさんの苦労がありました」と担当の山田さん。ニーズを探るために2019年には営業時間外に1週間限定、1日50食限定の寿司販売を実施。1時間半で完売した事からニーズがあると認識。

 次に、人件費をかけず販売する事を目的に事前受付商品を特設カウンターやロッカーで受取する方法も試したという。こうした試行錯誤を経て、2021年6月同社が運営する全施設に先駆け「シャポー船橋」に商品バーコードをセルフレジで読み取り決済するパンの無人販売機が設置された。50パーセント以上の利用者が営業時間外だったことからプロジェクトが本格始動した。

 第二弾として2021年12月20日から船橋駅ロータリーから同施設への出入口付近に「菓子工房アントレ」のスイーツ無人販売機を設置。第一弾で得た知見をもとに交通系電子マネーで扉を開錠する仕組みを取り入れた。次いで、第三弾で今回の3機も設置。鮮度管理などの観点から販売時間を制限するなどの仕組みも取り入れているという。

 販売実績はいずれの店舗でも上々、今後は市川や小岩にあるシャポー、そのほか同社で管理する他の施設でも設置検討をしていくという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 無人販売機の販売商品はシャポー内店舗のもの

  • シャポー内店舗のオリジナル商品なども扱う

  • 第一弾で販売開始したパンの無人販売機

  • 第二弾、シャポー入り口に設置されたスイーツ無人販売機

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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