2021年12月30日 配信

船橋歯科医師会会長の赤岩けさ子さん ※公開動画より

12/30(木)船橋歯科医師会のネット配信による市民公開講座

「お口の健康はウイルス感染リスクを下げる」

 船橋歯科医師会は12月10日、令和3年度船橋歯科医師会市民公開講座の動画「お口の健康はウイルス感染リスクを下げる」を公開した。

 毎年秋に行われてきた船橋歯科医師会主催による市民公開講座だが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催が見送られた。今年の公開講座は安全に配慮し、東京歯科大学名誉教授の奥田克爾さんを迎え講演を収録し、動画でのネット配信という形式になった。

 奥田さんは、日本で危惧されている新型コロナウイルスの第6波に触れ、インフルエンザウイルスが形を変えるかもしれないこと、変異するウイルスと戦うためには口腔内の健康が大切であることを詳しく解説している。

 口腔の細菌はウイルスに加担し、ウイルスを感染しやすく、重篤化させやすい。歯周病があるとウイルスに感染しやすいという。歯周病と新型コロナウイルスの重症度との関係についての論文を紹介し、口腔ケアが全身の健康に大きく関わることを伝える。

 動画公開について船橋歯科医師会会長の赤岩けさ子さんは、「自分の歯を大切にしていただくことで生涯健康的な生活が送れるよう、これまで市民公開講座を開催してきました」とあいさつする。「ご家族皆さんで時間のある時に何度でも繰り返し講座をご覧いただき、この機会にウイルス感染の知識をより深めていただければと思います。さらにはこれをきっかけにかかりつけ歯科を持ち、定期的に歯科検診を受けることで、歯、口腔、全身の健康づくりに心掛けていただきましたら幸いです」とも。

 動画配信はhttps://funashi.or.jp/archives/10193

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 東京歯科大学名誉教授の奥田克爾さん

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