2021年12月17日 配信

習志野台幼稚園の園バス

12/17(金)習志野台幼稚園の「送迎保育ステーション」が来春から船橋市の事業に

子どもを駅で送迎が可能に

 習志野台幼稚園(船橋市習志野台2-59-22)のほかに複数の保育所などを運営する「SEiRYO学園」が約10年前より園児を対象に運営していた北習志野駅での送迎サービスが、船橋市こども送迎センター事業「iBasho(いばしょ)」として2022年4月から船橋市の事業として本格的に開始する。

 保護者が通勤する際の最寄り駅に近い施設で園児を送迎し、専用バスで園児を園へ送り届ける「送迎保育ステーション」の公的事業は、2007年7月に流山市で、2017年10月には東京都町田市で始まっている。

 SEiRYO学園理事長のいぬかい良成さん(53)は「習志野台幼稚園では北習志野駅前ビルにある同学園の認可保育所ハミングバード(船橋市習志野台3-1-1 エキタキタナラ3F)が2012年9月に開所以来、習志野台幼稚園と連携して同様のサービスを行ってきた。船橋市にはこのサービスの公的な事業化を提案してきたが、ようやく実現にいたった」と話す。

 現在、習志野台幼稚園で行われている同事業の流れは、7時30分からハミングバードで対象園児を預かり、8時40分位に園バスで習志野台幼稚園へ。帰りは延長保育後の16時25分 に同園を出発し、17時位にハミングバードに到着し園児は19時までの間保護者の迎えを待つ。4月以降ハミングバードはiBashoとして子どもの送迎場所となり、おおむね同様のサービスの提供となる(バス代、延長保育料金などの費用は別途)

 4月から船橋市の事業になるにあたり、iBashoでは習志野台幼稚園と大浜幼稚園(船橋市薬園台4-6-3 TEL 047-466-5720)の園児を受け入れる。大浜幼稚園との往復は大浜幼稚園の園バスが行う。

 「iBashoにより電車通勤する保護者の利便性と子どもを幼稚園に入れて園の特徴ある教育を受けさせたいというニーズが合体できる」といぬかいさん。

 習志野台幼稚園保育士の垣添美奈子さんは「現在の利用者からは『駅で子どもを送迎できて雨の日や電車の遅延の時にはとても助かる』という声が多い」と話した。

 4月からの「船橋市こども送迎センター事業iBasho」の希望者はそれぞれの幼稚園に申し込み、市の認可を受ける。

  同事業に関する問い合わせは「送迎センターiBasho」に電話(TEL047-466-2151 担当:垣添またはTEL047-401-4795 担当:高橋)、またはEメール(ibasho@narashinodai.ed.jp)まで。習志野台幼稚園と大浜幼稚園の園児の利用についてはそれぞれの幼稚園に問い合わせとなる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • いぬかい理事長(右)とiBasho(習志野台幼稚園)の先生方

  • 習志野台幼稚園

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