2021年12月06日 配信

「食育」など3つの柱に集った近隣住民らで運営

12/6(月)西部公民館で毎月第1・第3土曜日開催の「子ども食堂 中山ごはん」

12月4日から運営開始、毎月第1、第3土曜日開催へ

 船橋市西端の地域・中山地区に待望の子ども食堂「中山ごはん」が西部公民館(船橋市本中山1-6-6、TEL070-8476-6808)を会場に、毎月第1・第3土曜日の予定で開催を決定、初回は12月4日に運営を行った。

 「中山ごはん」を切り盛りするのは、中山地区在住の菊田瞳さん・田村康代さん親子。娘の菊田さんが同会代表として連絡や書類作成などの事務や管理業務を担当。母で調理師でもある田村さんがメニュー決めやレシピなど調理面を担当する分業制で運営する。

 子ども食堂開催の目的は「食育の徹底」「孤食の予防」「食品ロスの削減」の三つ。菊田さんは、保育士として市川市内の幼稚園に勤務していたが子育てに専念する為、退職。「地域の為に何かできないか」と考え開設を母に相談した。

 田村さんは中山エリアで人の集う場として2014年からカフェ「伽羅」を経営していた経験をもつ。本業の編み物教室とカフェの運営、手作り料理の仕込み、店内での委託販売を請け負っていた作家とのやり取りと、業務は多忙を極め中途半端になることを危惧して2017年4月に店を閉じた。

 一人でできる事の限界を感じてはいたものの「地域の為に何かしたい」「人の集う場を作りたい」という思いはずっと温めていた。娘からの相談に二つ返事で合意、今回親子での共同運営に合流することになった。

 9月頃に計画、実行まで約2ヶ月のスピードで事を運んだ。近所にあいさつ回り、社会福祉協議会に相談、公民館に場所を借りる交渉、他の子ども食堂運営者に相談…やる事を手分けして取り組んだ。並行してチラシやSNSによるボランティア募集も実施、開催趣旨がブレないように説明会も実施した。

 説明会は、参加者の都合などを加味して曜日を変え2回実施。こうして集まったボランティア希望者は70人を超えたという。大学生、社会人、ヨガやヒーリングの講師、主婦や高齢者と所属も年齢も幅広い。

 「あいさつ回りに行った中で気付いたのですが、地域に一人でいる子どもが想像以上に多い。孤食をなくし、世代間交流を促せるこども食堂中山ごはんの運営をしていきたい」と、菊田さんの思いは固まった。また、「今後は、学習支援などにも力を入れていけたら」とも。

 「こども食堂中山ごはん」は事前予約制。11時半~、12時~、12時半~の3回で実施。それぞれ10人程度の定員で行うという。当日のメニューを決定するのは2日前。フードロス削減の為、市場やフードバンクから提供される食材が決まり次第、田村さんがレシピを作るという。

 12月18日の「こども食堂 中山ごはん」予約フォームは、コチラ

 ふなばし子ども食堂ネットワーク「中山ごはん」中山ごはん | 子ども食堂一覧 | ふなばし子ども食堂ネットワーク (funabashi-kodomoshokudou-nw.org)

 中山ごはん公式Facebookページ (1) こども食堂【中山ごはん】 | Facebook

 中山ごはん公式Instagramページ こども食堂中山ごはん(@nakayamagohan) • Instagram写真と動画

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 直前の試食会を行った中山ごはんのメンバー

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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