2021年11月20日 配信

収穫体験をする子どもたち

11/20(土)船橋の梨農家「芳蔵園」で子ども向け農業体験イベント

「農業のより良い未来を目指して」

 船橋・二和三咲地区の梨農家「芳蔵園」(船橋市二和東2-7-7、TEL070-8443-1174)で11月20日、子ども向け農業体験&料理教室「ベジとるとる」がスタートした。

 同園は主に梨やブドウを生産する農家。現在は6代目園主・加納慶太さん(28)と、「農家に憧れ、農家に嫁ぎたかった」という妻の智恵さんが主となり、近年では廃棄対象の梨を使った加工品をクラウドファンディングを通して生産したほか、フルーツサンドなど加工品を販売するキッチンカーを稼働させるなど、さまざまな取り組みで各メディアからも注目を浴びてきた。

 今回は新たに、以前から智恵さんが「いつかできたら」と願っていた企画「農業体験」がスタート。智恵さんは「私自身、農家への憧れがあった。農家ってかっこいいと思い、農家の嫁になりたかった。だから、『農家ってかっこいい!』と思ってもらえるような機会を私たちが提供することで、農業に興味を持ってくれる人が増える世の中にしたくて。農業は、今、継承者不足もあります。農家になりたいと思う子どもが増えれば、そうした問題も解消され、未来の農業がより良いものになるのでは」と話す。

 同企画は「ベジとるとる」と命名。事前にInstagramなどSNSで募集をかけたところ、プレオープンと初回開催ともに約20人の子どもが集まった。参加できるのは、今回は4~12歳の子どものみ。内容は、今回は智恵さんの主力商品「フルーツサンド」をみんなで作り、その後、芳蔵園の畑へ移動し、大根、かぶ、ほうれん草の収穫体験を行った。

 料理教室は、同園の近隣で料理教室を開催し、子連れでの料理教室も実施している三井美峰さんが担当。企画については、通信制の高校に在籍しながら同園でアルバイトしている水島澄香さん(16)が担当する。同企画ではスタッフが体験の様子などを撮影し、その写真データは保護者にプレゼントされる。

 さらに参加者は、収穫した野菜と、同園と三井さんとのコラボで企画した「ベジもぐもぐ特製無添加野菜ドレッシング」のほか、自分で作った「フルーツサンド」もお土産として持ち帰る。

 移動の途中は同園の梨畑を通り「この梨の木は何歳でしょう?」といったクイズが智恵さんから出題されたり、「この大きな葉っぱは、何の葉っぱでしょう?」と里芋の紹介があったりもした。

 参加した子どもは「大根をとったのは初めて」「もっと長いかと思った」「カブのかたちがかわいい」など、感想を口々にしていた。「いずれは親子で参加できるイベントも企画していきたい」とも智恵さん。

 「開催については、野菜の収穫時期に合わせての開催となるため、まずは12月いっぱいまで開催して、また作物が収穫できるタイミングを見ての開催になるかと思います。予定についてはInstagramやLINEなどSNSで発信していく予定です」とも。

 参加費は1人2500円から。申し込みは「ベジとるとる」の公式LINEからの申し込みとなる。次回の開催日は12月12日を予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 梨の木の説明をする園主の加納慶太さんと智恵さん

  • 「houci料理教室」主宰の三井さんが子どもたちに指導した

  • 各所での記念撮影も

  • 高校生であり、企画を担当する水島さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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