2021年11月04日 配信

近年は、リバイバルカラーで親しまれた8000形

11/4(木)新京成電鉄・8000形の引退記念第1弾で引退記念乗車券発売

8000形に関するイベントも予定

 新京成電鉄(本社:鎌ケ谷市くぬぎ山)は11月4日、新京成線を走行していた8000形が11月1日をもって引退したことを記念して、関連諸イベントを開催することを発表した。

 8000形は、1978(昭和53)年11月に1次車が導入された。同社で初となる両開きドアと冷房装置を採用した車両。現在、同社のコーポレートカラーはジェントルピンクを基調としているが、同社では2017 (平成29)年から、リバイバルカラーとして同形6次車の「8512編成」を同社でベージュ×茶色に塗り替えて運行していた。この配色は、昭和から平成にかけて同社では「標準色」と呼んでいたカラーリングとなる。

 愛好家の間では、そのスタイルやカラーリングから、8000形は「くぬぎ山の狸」の愛称で親しまれてもいたが、今年11月1日、全車が約43年の活躍に幕を閉じた。

 その8000形引退を記念して、同社では各種イベントを開催する。その第一弾として実施されるのが、「ありがとう8000形引退記念乗車券」の発売。駅での発売は11月15日から2022年2月28日まで。11月3日には、同社くぬぎ山車両基地で開催された8000形と80000形の車両撮影会で、数量限定で先行発売を行った。

 記念切符には、今回引退した6次車の編成番号である「8512」にちなみ、駅ナンバリングと呼ばれる数字「8」「5」「1」「2」が入る4駅の乗車券をセットにしたという。駅ナンバリングとは、駅名に固有の番号を併記したもの。

 乗車券の内容は、1枚が駅ナンバリング「08」の元山駅からの普通乗車券(250 円)、もう1枚が
駅ナンバリング「05」・八柱駅からの普通乗車券(250 円)、さらに駅ナンバリング「01」となる松戸駅からの普通乗車券(250 円)、そして、駅ナンバリング「02」の上本郷駅からの普通乗車券(250 円)の4枚セットとなる。

 発売部数は3,000部、発売金額1,000円。発売場所は、京成津田沼駅を除く新京成線各駅。そのうち、上本郷、松戸新田、みのり台、北初富、初富、三咲、滝不動、高根木戸、習志野、前原の各駅については、発売時間が7時~22時となる。

 同社広報担当者からは「8000 形の引退を記念し、今後も8000形に関するイベント、オリジナルグッズの販売、特設サイトの開設を予定しております。詳細については新京成オフィシャルサイトや特設サイト内にて順次お知らせいたします」と発表している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「ありがとう8000形引退記念乗車券」の見本

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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