2021年09月24日 配信

9/24(金)西船橋出身・在住の作家森沢明夫さんが新作「本が紡いだ五つの奇跡」出版

本が持っている不思議な魅力を小説に

 船橋市在住のベストセラー作家・森沢明夫さんが新作「本が紡いだ五つの奇跡」を出版、9月16日から全国の書店やオンライン通販などで販売が始まっている。

 森沢明夫さんは、船橋市出身で現在も市内在住。自身のエッセイや講演活動などで船橋愛を語るシーンがみられる地元を代表する作家。葛飾中学校、市川東高校を卒業。早稲田大学在学中に野宿にはまり、1年の3分の1を野宿で過ごしたという。卒業後は出版社へ就職。

 出版社退職後に再開した放浪生活で、日本人が古来から持っている「ありがとう」と言い合える精神文化、「人と人とのつながりの大切さ」に気付いたという。2007年「海を抱いたビー玉」で作家デビュー。人間関係の機微や心の動きなどを緻密に描写する作風が反響を呼び多数の作品が映画化されている。

 「本が紡いだ五つの奇跡」は、講談社から発行。サイズは幅13.5センチメートル、厚さ2.1センチメートル、高さ19センチメートル、354ページで価格は1700円(税別)。

 今回の作品では、章ごとに異なる人物の視点で本が生まれるところから読者に届くまでの物語が展開されていく。それぞれの過去や現在置かれている状況、将来などが明らかになっていく過程でいずれも一冊の本に巡り合っていく。

 年齢や立場が違っていても大切に思っているからこそのすれ違い、気遣っているからこその生れる微妙な空気感。そうした人間関係の間に一冊の本があり、自然に気持ちを紡いでいく様子が描かれている。

 「大切に思っている人にもぜひ読んでもらいたい一冊。お互いに大切に思っているからこそすれ違う…そんな経験、誰しも持っているものだと思います。うまく言葉にできない気持ちを伝えてくれる本だと感じました」と、森沢作品のファンだという40代の男性。

 作者の森沢明夫さんは、「一輪のタンポポの花からたくさんの種が生まれて、それが風にのって広がっていくみたいに、たったひとつの物語が幾人もの人々へと広く伝わっていって、手にした人たちの人生をほんの少しでも幸せにできたらいいな、と思って小説を書いてます。 今回の新刊『本が紡いだ五つの奇跡』も、そういう気持ちで書きましたし、じつは、作品の中身にも、そういう要素が含まれています。 小説を読むのが好きな人はもちろん、そうでない人にも、ぜひ読んでみて欲しいです。それと、いま現在、自分の人生が腑に落ちていなかったり、苦しさを感じている人にも読んでもらえたらと思います」と、記者の取材に対してコメント。

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 講談社BOOK倶楽部『本が紡いだ五つの奇跡』(森沢 明夫)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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