2021年09月06日 配信

巨峰かき氷、アイスクリームトッピング

9/6(月)梨・ブドウ農家「芳蔵園」のキッチンカー「FromFarm」で「巨峰かき氷」「梨のかき氷」

かき氷は9月末まで提供予定

 梨・ブドウ農家「芳蔵園」(船橋市二和東2-7-7、TEL 070-8443-1174)の敷地内にある青空カフェで8月末から「巨峰かき氷」の提供がスタートしている。

 同園は明治時代から続く農家。現在は6代目園主・加納慶太さんが梨・ブドウをメインに生産しているが、同時に農家が規格外となった生産物を廃棄することに違和感を抱いてきた慶太さんは、昨年、「廃棄ゼロへの挑戦」として、廃棄の対象となる梨を加工品にする取り組みをクラウドファンディングを通して成功させた。

 2021年2月には嫁の智恵さんがキッチンカー事業「FromFarm」を立ち上げ。自分の園で製造販売する加工品だけでなく、「農家からの廃棄を無くしたい」という思いから、さまざまな加工品を販売するため、まずは「フルーツサンド」を看板商品として事業をスタートさせた。

 農家がキッチンカーで作るフルーツサンドは各メディアでも取り上げられたが、この夏は新たな商品としてフルーツを使った生シロップで食べる「フルーツかき氷」の提供を開始。そのかき氷を、芳蔵園の敷地内に設置した屋外テーブルで食べることができ、同園では「青空カフェ」と呼んでいる。

 かき氷のラインナップは、同園の道路を挟んで反対側にある「田中園」(二和東)のイチゴを使ったイチゴのかき氷(480円~)、ブルーベリー農家「ジャングルベリー」(二和東)のブルーベリーを使ったブルーベリーかき氷のほか、メロンや桃を使用したかき氷も登場した。

 そして梨のシーズンとなった8月からは自分の農園の梨を使った「梨かき氷」(1000円)を販売開始。梨シャーベット、梨シロップが添えられている同商品。シロップについては船橋でフルーツカクテルを提供する店としても知られる「Bar篠崎」(船橋市本町1-8-29)が監修したシロップを使用し、氷に添えられる梨は、「新興」などその時期の梨に、時期によって変わっていくという。

 さらに8月末からは、同園の巨峰を使った「巨峰かき氷」(850円)の提供を開始。「今年は長雨の影響で、巨峰は割れが出ているものが1000房はある。1000房というのは、うちで言うと1シーズンの収穫量の1/3くらい」と園主・加納慶太さんは肩を落とす。しかし「それをジャムやシロップにして、『FromFarm』でロスを減らしています」と笑顔を見せる智恵さん。かき氷には巨峰を煮込んで作った自家製シロップに練乳がかかり、アイスクリームをトッピングすることも可。

 「巨峰かき氷」は自家製シロップの量に限りがあるため1日20食限定。雨の日は、基本的にかき氷の提供はしないが「天気が不安定な日はドライブスルーもやってみようかと思う」と智恵さん。「9月にはシャインマスカットかき氷も出す予定です」とも。

 9月の営業日は金~日曜日。20日と23日の祝日も営業予定。かき氷の提供は今月23日までを予定している。営業時間は10時~16時。雨天時休業。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 梨がたっぷり味わえる「梨かき氷」(1000円)

  • 一番左が智恵さん。キッチンカーの前でスタッフと

  • 今年の梨や巨峰を使用したジャム。市内「大久保学園」内「ふなばし工房」で製造している

  • 9月5日、試験的に実施したドライブスルーでのかき氷販売

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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