2021年08月28日 配信

右から店長の野田さん、丸大一の常務取締役・西川さん。前掛けは60年前のもの)

8/28(土)船橋法典駅近くに果物問屋のスイーツ店「にしかわ」

フルーツをふんだんに使ったケーキなど

  JR武蔵野線・船橋法典駅から徒歩3分のところに、8月27日、28日のプレオープンを経て9月2日、「果実問屋にしかわ船橋法典店」(船橋市藤原2−17−18、TEL047-712-2410)がオープンする。

 同店を経営するのは1935年創業の果実問屋で、豊洲市場で青果仲卸を営む「丸大一」。スイーツの店としては、昨年1月に豊洲市場江戸前城下町店がオープン、船橋法典店は2店舗目となる。「フルーツをもっと身近に感じてほしい、同じフルーツでも産地や種類によって味の違いがあることを知ってほしい、それぞれのフルーツの一番おいしい時期を体験してほしい」との想いからスイーツ店を開くに至った。

 船橋法典駅付近は社長の西川輝久さんの地元でもある。同店が入る建物のオーナーは地域の人が喜んでくれる店を誘致したいと常々考えいたこともあり、西川さんに出店を持ちかけたのがきっかけでこの地でのオープンに繋がった。

 店長の野田明子さんは、ホテルや結婚式場の調理場で経験を積み重ね、知り合いのつながりで昨年の1月から江戸前城下町店で働き、今回、船橋法典店オープンにあたり店長を任されることになった。

 「豊洲市場が街にやってきた!」をコンセプトとした同店。青果仲卸の目利きが選んだ旬のフルーツを贅沢に使ったスイーツが特徴。「商品にはそれぞれの果物の産地を表示しています。コロナ禍で旅行に出かけられない今、スイーツを食べてその場所に行った気分も味わっていただけたら」と話す野田さん。

 旬のフルーツを使用するため、約2カ月ごとにスイーツメニューが変わるという。野田さんは「今のお勧めは『長野パープル』というブドウを使ったスイーツです。紫色で種がなく皮ごと食べられる種類。香りも良くとてもおいしいブドウです。ほかにも桃やいちじくなど旬のフルーツを味わってほしい」と話す。

 約6坪の店内にあるショーケースの中には、色鮮やかなスイーツが並ぶ。店内はテイクアウトのみで、外にはベンチがあり、シェイクなどの一部商品はその場で食べることもできる。

 メニューはショートケーキ(518円〜)、旬のタルト(540円〜)、季節のゼリー(540円〜)、フルーツオムレット(528円〜)、ホールケーキ(2,138円〜)、マリトッツォ(540円〜)など。「マリトッツォ」とは最近流行りのイタリア発祥のスイーツ。ブリオッシュに生クリームを挟んだものでイタリアでは朝食に食べられることもあるという。同店のマリトッツォは生クリームにクリームチーズを加えて甘さ控えめでフルーツの味を楽しんでもらえるように工夫されている。

 また1週間前までの要予約でアニバーサリーケーキの予約も受け付けている。ドリンクの販売も開始する予定。

 オープニングスペシャルメニューとして9月2日〜7日まで「フルーツオムレットのセット」(1,620円)、「食べるシェイク」(540円)を各2種類用意する。

 「高級フルーツがふんだんに使われているスイーツをこの価格で提供できるのはまさに果実問屋ならでは。季節により変わっていくフルーツを楽しみにしてほしい」と野田さん。

 営業時間は、10時〜20時、土日祝=10時〜19時。水曜定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 8月27日プレオープン初日に店頭には行列が

  • スイーツに使用されているフルーツが並ぶ

  • 旬のフルーツのタルト

  • 野田さん。店舗前で

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