2021年08月26日 配信

齋藤一夫さん(左から3人目)、松戸徹市長(中央)、今野博之さん(右から3人目)

8/26(木)「船橋市果樹園芸組合」「市川市農業協同組合」が「船橋のなし」を船橋市に寄贈

市内81カ所の福祉施設へ

 「船橋市果樹園芸組合」(船橋市金堀町522-1 農業センター内)、「市川市農業協同組合」(市川市北方町4-1352-2)は8月25日、「船橋のなし」(豊水)を船橋市に寄贈した。

 船橋市果樹園芸組合・組合長の齋藤一夫さん、市川市農業協同組合の代表理事理事長の今野博之さんたち6人が船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れ、感謝状贈呈式が行われた。
 齋藤さんと今野さんから市長へ目録が手渡されると、市長から感謝状が手渡された。齋藤さんは「毎年農業センターへ福祉施設の方からお礼状が届き、それを読ませていただき感謝しています」と話し、今野さんは「船橋のなし」のブランド化の経緯で、ふなっしーや大谷翔平選手の話に触れ、あいさつした。

 松戸徹市長からは、「梨の寄贈を継続していただけることを心強く思っています。福祉施設でも子どもたちが季節の梨を口にすることで、船橋に居ることの良さを感じ取ってくれていると思いますし、丹精込めた梨を出荷していただいていることで、『船橋のなし』というブランドがしっかり根付いてきていると思います」と感謝の気持ちを伝えた。

 梨の寄贈は1985(昭和60)年から始まり、市は毎年市内の福祉施設に配布している。2002(平成14)年から、市内梨生産者の技術向上や梨の消費拡大を目的として「ららぽーとTOKYO-BAY」で行われている「船橋市なし味自慢コンテスト」に出品された梨を配布しているという。

 1960(昭和35)年から船橋市では果樹園新規造成事業を活用し、梨栽培の導入が積極的に始まった。それに伴い、同年市内全生産者を一体とした生産組合結成の声が起こり、「船橋市果樹研究会」を設立。1965(昭和40)年に現在の「船橋市果樹園芸組合」の名称になった。「市川市農業協同組合」は時田正一さんが代表理事組合長を務めている。

 今年も旬を迎えている梨のうち豊水585kgが寄贈された。船橋市果樹園芸組合から梨385kg(26万9,500円相当)、市川市農業協同組合から梨200kg(14万円相当)になる。市ではこれから市内81カ所の福祉施設に届けるという。

 なお今年の「なし味自慢コンテスト」は新型コロナウイルス感染症の拡大により、審査方法を変更し、専門審査のみの開催となる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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