2021年08月17日 配信

左からメルカリ小泉さん、市長、ソウゾウ石川さん

8/17(火)船橋市とメルカリ・ソウゾウが全国初の連携協定

市内事業者の活性化を目指して

 船橋市とフリマアプリ「メルカリ」(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー18階)及びメルカリのグループ会社「ソウゾウ」(住所同)が、ICT 技術を活用した地域活性化と市民サービス向上を図るため、8月16日に船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)で連携協定を締結した。

 メルカリは、個人間で簡単かつ安全にモノを売買できるフリマアプリ「メルカリ」を運営するほか、関連するさまざまなサービスを展開している。ソウゾウは、メルカリにおける新規事業の企画・開発・運営を担うグループ会社で、メルカリ内にショップを開設できるサービス「メルカリShops」を7月にプレオープン、9月に本格提供開始を予定している。

 メルカリはすでに10の自治体と連携協定を結んでおり、県内においては千葉市に続いて2例目だが、メルカリ・ソウゾウの2社との協定関係は船橋市が初となる。

連携事項は下記の通り。

(1)地域経済の活性化に関すること
(2)循環型社会の推進に関すること
(3)市の財源確保に関すること
(4)その他市民サービスの向上に関すること

 同日は、メルカリ取締役会長の小泉文明さんとソウゾウ代表取締役CEOの石川佑樹さんが出席し、松戸徹市長と協定書への署名を行った。

 市長は船橋市が農業や商業が盛んな都市であることに触れ「コロナ禍でEC (電子商取引)も増えているが、まだ導入していない事業者も多いので、今回の協定で新たな流通の形がつくっていければうれしい。流通がより活発になれば、事業承継にもつながると思う」と期待を込めた。

 小泉さんは「地方のいいものを幅広い層の人に届けて、地域経済に貢献ができればと思っている。簡単なツールが私たちの強み。メルカリShopsを使うことで、今まで商圏にいなかった人にも届けられる。行政と連携して教室なども開催していきたい」と話し、石川さんは「メルカリShopsは誰でもスマホがあれば簡単に導入できるサービスになっている。地方のいいものを全国に届けられるようになれば」と話した。

 市内事業者へのEC導入支援として、9月13日にEC 化の重要性や「メルカリ Shops」の紹介等を行うセミナーを開催する予定。その後、リユース推進に向けた市民への普及啓発のセミナー開催やメルカリでの売上金を自治体に寄付できる仕組み「メルカリ寄付」の寄付先として船橋市が参加する予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 協定書に署名する市長ら

  • 協定内容について歓談する様子

  • 市長、小泉さん、石川さんと関係者ら

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