2021年08月03日 配信

千葉県警察音楽隊が「ミッション」を演奏

8/3(火)船橋警察署が制作したYouTube動画「ミッション」

船橋の観光PRと現役警察官・クボタスピアーズ現役選手が出演し話題に

 船橋警察署(船橋市市場4-18-1)が独自に製作、6月29日に公開した防犯PR動画「ミッション」の完成度が「いち警察署が作った動画としては驚くほど本気度が高い」と話題を呼び、再生数が5000回を超え話題になっている。

 制作は、船橋警察署生活安全課。動画の中で演奏されている防犯PR曲「ミッション」は、船橋市にゆかりのある作曲家でピアニスト新垣(にいがき)隆さん(50)が提供。オーケストラ演奏は「千葉県警察音楽隊」が担当。ロケ地は「ふなばしアンデルセン公園」(金堀町525)を含めた市内の名所。現役の船橋警察署員に加え、クボタスピアーズの現役選手なども登場する。

 動画は全8分。YouTube「千葉県警察公式チャンネル」で公開されている。動画では冒頭に作曲者の新垣さんが防犯PR曲に対する思いを「普段、警察官の皆さんが頑張ってくれている様子を音楽で表現した」と語るところから始まる。

 本編では船橋市内南部高瀬町の南極観測船「しらせ」(船橋市高瀬町2)内に男の子が落とし物をしたという事件が発生。これを受信した船橋警察署では全署員をあげて男の子に落とし物を届けるという「ミッション」を遂行していくというストーリー。

 落とし物確保に向かうパトカーは、力強さと躍動感を感じさせる「ミッション」の曲に合わせて出動。若い警察官が「しらせ」に駆け込み落とし物を確保すると、しらせを下船したところで次の警察官へ落とし物を引き継ぐ。警察官はそのまま「船橋競馬場」(船橋市若松1-2-1)へ。

 ダートコースで競走馬と全力のスプリント勝負をするもヘトヘトに。「この先は走れそうにない」とばかりに次の警察官に落とし物を託す。市内の名所で困難に出会い、一つ一つ襷(たすき)をつなぐように落とし物を次の仲間に託していく。動画の中では、オレンジ色で筒状をしている落とし物は、いつしかバトンのように「ミッション(使命)」を次の警察官につなげていく象徴として扱われている。

 このあと「ふなばしアンデルセン公園」、「ららぽーとTOKYO-BAY」(浜町2-2-1)が登場。「クボタスピアーズ」(栄町2-16-1)では体格の良い警察官がスピアーズのスクラムハーフ・古賀駿汰選手と軽快なパスワークを披露する場面も。しかし、ここでは同チームのフランカー(前線でタックルするポジション)・末永健雄選手が行く手を阻む。

 その後、「ふなばし三番瀬海浜公園」(潮見町40)の海岸線を経て、「船橋警察署」の前で「目利き番頭船えもん」、「シーポック」と合流。男の子に落とし物を無事手渡すまでの話になっている。

 動画は、船橋警察署が署訓としている「迅速・的確・誠実」をイメージして「力強く、頼りになる警察官」をイメージして映像化したものだという。これを体現する為、動画出演の警察官はいずれも「走りに自信のある体力自慢」の署員だという。

 動画の再生数は、公開から1ヶ月経つ現在も尻上がりに伸びており、取材をした7月28日時点では4900回程度だったものが、8月3日には5169回まで伸びている。「千葉県警察広報県民課」ではチャンネル登録者数1790人(8月3日時点)、各警察署、部署で動画を制作しそれぞれが共有のアカウントで動画を公開し市民に対して防犯PRや警察広報を行っているという。

 Youtubeの動画に関する問合せは、船橋警察署生活安全課(TEL047-435-0110)

Youtube千葉県警察広報県民課チャンネル https://youtu.be/o0uObkJOsQ0

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ダートコースを疾走する警察官

  • クボタスピアーズ選手にタックルを受ける警察官

  • 男の子に落とし物を届ける警察官

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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