2021年07月27日 配信

ミュージカルで流す曲のセッションにも熱が入る

7/27(火)「船橋のなし」が主人公のご当地ミュージカル一般公開へ

船橋ゆかりのアーティストの生ライブやミュージカルで子どもたちに夢と希望を

 「梨の実ナッチのNANANAミュージカル『フルーツポンチ!〜怪盗サンバガラスあらわる!〜』」の公演が8月20日、市民文化創造館(きららホール、船橋市本町1-3-11、TEL 047-423-7261)で行われるにあたり、出演メンバーによる稽古が佳境を迎えている。

 同ミュージカルは船橋市在住の脚本・演出家の岡元邦治さん、船橋市出身でシンガーソングライター、音楽監督・歌唱指導する小松優一さん、市内を中心に活動するダンサー、振付・ダンス指導者であるむーみんさんをはじめ、船橋を拠点とするクリエイターが制作。出演は、小松さん、市内在住シンガーソングライターのLiCaCoさんをはじめ船橋を拠点に活動するミュージシャンとダンサー10人。

 ストーリーは、船橋市の名産品「船橋のなし」を主人公に、リンゴやパイナップルなどの果物の個性や多様性、成長を通して、子どもたちに夢や可能性を見つけることができる内容になる。企画は「船橋365音楽プロジェクト(ふなおん365)」の代表・鈴木浩之さん。同じくふなおん365の共同代表を務める小松さんと、岡元さんに話を持ち掛けたという。

 同公演の初演は今年1月21日に古和釜幼稚園(船橋市松が丘4)で行われた。鈴木さんによると「園児を対象に行われたアンケートでは満足度97.6%の結果が得られた」という。「今回の公演から二部制にし、前半は船橋ゆかりのアーティストの生ライブステージを楽しめるようにしました」と岡元さん。子どもだけでなく大人にも満足のいく内容を追求したという。

 ライブステージの見どころは、耳慣れた日本のわらべ歌や童謡を、出演アーティストがアレンジしている点。ライブ中は出演ダンサーのダンスパフォーマンスも見られる。

 後半のミュージカルでは、岡元さんが7月に開催したワークショップで参加した子どもたちと描いた果物やカラスが登場したり、むーみんさんが指導した「NA NA NA なしダンス」を来場者も踊ったりもできるという。

 岡元さんは「ミュージカルやダンス、絵などを『アート』として大きくくくって、人と人とをつなぎたい。出演者やスタッフなども含め、皆で何か一つの感動を作り上げたい。そして、ミュージカルの最終盤には、テーマソングの『NA NA NA なしダンス』をお客さんも歌ったり、踊ったりして楽しんでもらえたら」と話す。

 小松さんは「この作品は、携わっている人の『アート』を持ち寄ったもの。それを観る人の感性が作品を完成させるのではないかと思っています。ぜひ、観に、感じにいらしてください」と呼び掛ける。

 最後に岡元さんは「子どもの時に受けた印象は大人になっても強く残るもの。多くの子どもたちに将来への夢や希望をミュージカルを通して見つけてもらえたらうれしい。ミュージカルのテーマは『多様性』。一人一人に、いいところは必ずある。そこを伸ばしていったら必ず幸せになれる」と笑顔で話した。

 なお、今回の公演は8月7日に宮本公民館でも開催される。また、今後もオファーがあれば公演をしていく予定だという。

 公演は1回目=14時開演、2回目=17時30分開演。チケット料金はおとな(中学生以上)=3,000円、こども(年少〜小学生)=1,000円、3歳以下(ひざ上鑑賞)=無料。問い合わせはTEL050-5326-7468、
メールはnanana@funaon.netまで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ミュージカル内容は一人一人がアイディアを出し合って作り上げている

  • 脚本家・演出家の岡元さん。稽古中のアーティストたちに向けて真剣な眼差しを送る

  • シンガーソングライターの小松さん。出演アーティストの中心となり演出内容を熱心に伝える

  • 7月に開催したワークショップの様子

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