2021年07月23日 配信

左からマスク・ド・オッチー、中村悟司さん、ジャンボくん

7/23(金)初出荷前の「船橋のなし」お披露目会

千葉ジェッツの「ジャンボくん」も梨もぎに挑戦

 船橋市の特産品「船橋のなし」の初出荷を前に7月22日、市内の梨農家を代表して中村悟司(さとし)さんの梨園(船橋市大神保町619)で「一番梨」のお披露目会が行われた。

 中村さんから最初に、今年の梨の出来栄えについて「雨がほどよく降り、日照にも恵まれ、例年通りのシャキシャキとした食感と甘さでおいしい梨ができています」と話があった。「温暖化の影響なのか、例年収穫の時期は早まっています」とも。

 この日のお披露目会では、今年念願のBリーグ初優勝を果たした「千葉ジェッツふなばし」からジャンボくんとマスク・ド・オッチーがホームタウンの名産品PRのために駆け付け、梨もぎに挑戦した。試食したマスク・ド・オッチーは「あま~い」と目を丸くした。

 中村さんの梨園は昭和25年ごろから3代続く。梨の主力品種は、幸水、豊水、あきづき、新高の4品種で、収穫した梨は都内市場を通じ、関東近郊で販売しているという。また梨のほかにブルーベリーやキウイなども栽培している。

 「船橋のなし」は市内北西部を中心に115軒の梨農家が栽培している。船橋市は梨の収穫量全国1位を誇る千葉県内においても梨の名産地として、また全国有数の梨産地として知られている。2014(平成26)年には、地域特産品としてのブランド力向上を図り、「船橋のなし」の商標で特許庁の「地域団体商標」に登録されている。

 中村さんが「梨の生育には土壌と気象と農家の技術向上が大事になる」と話すように、船橋市農業センターでは若手生産者による研究会を開催するなど、高い栽培技術の確保を目指す生産者の努力により、毎年食味の優れた大玉の梨が生産されている。収穫された梨は、選果場に集められ市場に出荷するほか、直売所を構える農家では直接販売もしている。

 中村さんの梨園では、梨1品種約3週間が収穫の目安で、幸水は8月半ばまで、その後豊水、あきづき、新高と、9月いっぱい収穫が続くという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 梨を収穫する中村さん

  • 梨もぎに挑戦するジャンボくん

  • 地域の子どもたちと一緒に

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