2021年07月20日 配信

パラリンピック水泳代表の中島智久さん。千葉北支店所属。

7/20(火)船橋の会社員が2度目のパラ水泳代表選手に

コロナの困難にも妥協のない練習で晴れの舞台へ

 「あいおいニッセイ同和損保千葉北支店」(船橋市本町3-32-25)所属の中島啓智(なかじまけいち)さん(22)が現在、TOKYO2020パラリンピックの水泳(知的障害)代表として晴れの舞台に向けて事前合宿の練習に励んでいる。

 中島さんは中山学園高等学校(本町-3-34-10)在学中の2016(平成28)年にリオパラリンピックに出場し、200m個人メドレーで銅メダル、200m自由形では6位入賞を果たし、今回2度目の五輪出場となる。

 中島さんは兵庫県姫路市出身。幼いころから身体が弱かったので水泳を始めたという。高校卒業後「あいおいニッセイ同和損保」に就職し、データ入力、資料作成など先輩社員のサポート業務を担うかたわら、花見川スイミングクラブや県外の水泳合宿に参加し努力を続けてきた。同社の地域戦略室長・志村智久さんは「中島さんは会社では若手でもありかわいがられ、応援されています」と話す。

  東京での練習も多く、東京で緊急事態宣言が発令された時は個人利用が不可となる場所がいくつもあったというが、中島さんは「過去に経験したことがないことだったので困惑と焦りがありましたが、コーチと影響を最小限になるようにして妥協せず練習してきました」と話す。「水泳では体幹が揺らぐと泳ぎがグダグダになるので、体幹と腹筋を意識したトレーニングもしています」と中島さん。「コーチからは強く速くなりたいならたくさん食べるように言われていますが、消化器官が弱いので消化の良い物を食べるようにしています」とも。 

 「最近は眠りが浅いので寝だめするようにしたり、整体を受けたりしてストレッチで心身を整えています。支えてくれる会社の皆さんをはじめ多くの方々にいつも感謝しています」と中島さん。

 志村さんは「コロナ禍での練習は大変だったと思いますが、困難な状況にも関わらず素晴らしい泳ぎで私たちに勇気と元気を与えてくれます。中島さんの活躍を期待しています。がんばれ!中島さん」と応援の言葉を送った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ジャパンパラ水泳競技大会兼パラリンピック選考会(2021年5月) 所属:あいおいニッセイ同和損保

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