2021年07月06日 配信

左から京葉銀行取締役・佐藤聖治さん、画家の前田麻里さんと椎名保さん、東武百貨店船橋店長・田中尚さん

7/6(火)東武百貨店船橋店で「京葉銀行カレンダー画家展《きずな》」11日まで

千葉県ゆかりの画家19人の作品を展示販売

 東武百貨店船橋店(船橋市本町7-1-1 TEL047-425-2211)6階の「イベントプラザ」で、東武百貨店船橋店で「京葉銀行カレンダー画家展《きずな》」が7月6日から始まり、同日、そのオープニングセレモニーが開催された。 

 京葉銀行(本社:千葉市中央区)では自社が発行するカレンダーの挿絵として、1974(昭和49)年から千葉県にゆかりのある画家の作品を起用したカレンダーを作成。2005年からは、千葉県出身または在住の若手の画家を中心とした形式に変えていったという。

 一方、東武百貨店では17年ほど前から船橋にゆかりある若手の画家の展示会を開催するといった取り組みも行ってきた。百貨店という特性を生かして、絵画の展示や販売会も得意とする同店では、毎年「京葉銀行カレンダー」に掲出のあった画家の作品展示・販売会も回を重ねている。

 今回は、京葉銀行カレンダーに関わってきた千葉県出身・在住の画家19人の作品を集め、カレンダー史のこの20年の軌跡を振り返るグループ展の開催となった。

 オープニングセレモニーには京葉銀行取締役常務執行役員・佐藤聖治さん、東武百貨店取締役常務執行役員・船橋店長の田中尚さんのほか、出展作家も参加した。京葉銀行・佐藤さんは「新型コロナウイルスでみなさん気分が沈みがちになっていると思いますが、ここで気分転換ができ、晴れやかな気持ちになってもらえれば。また、千葉にルーツのある先生方の作品を鑑賞することで地域への愛着がより一層深まると思う」と話した。販売会での収益の一部は芸術文化振興のために千葉県に寄付し「県内の文化振興に貢献できればうれしい」ともあった。

 東武百貨店船橋店店長・田中さんは「作品には地域の方々の温かい心遣いが溢れ、千葉の風景が、この地域の財産であることを感じる。また、京葉銀行のみなさまが、地域との関わりを大切にされてきたことが伝わってくる」と、開催に漕ぎつけた喜びとともに話した。

 同展示会への参加画家は、泉東臣(はるおみ。船橋市在住)、綿引はるな(船橋市在住)、小林範之(船橋市在住)、瓜生剛(船橋市在住)、椎名保(旭市出身)、前田麻里(市原市在住)、近藤隼次(松戸市在住)、松岡歩(印西市在住)、斉藤良夫(東金市在住)、溝口七生(鋸南町在住、2019年に逝去)、岩波昭彦(佐倉市在住)、藤井聡子(佐倉市)、木下千春(流山市在住)、鎮西直秀(市川市在住)、狩俣公介(千葉市在住)、大野真貴(習志野市在住)、前田力(佐倉市出身)、並木秀俊(市川市在住)、鹿間麻衣(松戸市在住)の全19人。約50点の作品が展示されている。

 画家代表としてあいさつした市原市在住の前田麻里さんは「個々での活動をしているみなさんと1つの展示会をできる機会はなかなかない。こうした機会にも感謝ですが、『カレンダーで作品を見たよ』とカレンダーがつないでくれるご縁にも感謝している。一人でも多くの方に見てもらえたらうれしい」と話した。

 約17年前、東武百貨店の同店で作品展示をしたことが画家への道を決めたきっかけだという市内在住の日本絵画家・泉東臣(はるおみ)さんは「約17年前、自分の作品を見てもらう機会をくださったこの東武さんがなかったら、私は画家の道を歩んでいなかった。昔から慣れ親しんでいる東武百貨店で、さらに自分にとっては昔から身近な京葉銀行さんのカレンダーに自分の作品を載せてもらい、その京葉銀行さんのご縁で今自分がここに画家として参加している。名誉とも感じていますが、なんでしょう、このつながりや空間がとても面白いです」と心境を話した。

 田中さんは「私たちは池袋の東武百貨店も含め、美術系を得意とし、大事にしています。この先も百貨店らしい文化的なもののを出していくことができれば」と話す。

 開催は11日まで。入場無料。最終日は16時閉場。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 約50の作品を展示・販売

  • あいさつをする船橋店店長・田中さん

  • 船橋で生まれ育ち、今も船橋に住む泉東臣さん

  • 船橋市に住む若手画家・小林範之さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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