6/28(月)芝山から高根に抜けるバス通り沿いに「めちゃッ!餃飯軒」
船橋市出身のオーナーが念願の船橋出店へ
船橋市内芝山団地方面から新高根方面に向かうバス通りのらーめん店跡地に「めちゃッ!餃飯軒」(船橋市新高根6-19-17、TEL047-440-8759)が昨年11月に開業、6月22日で開業から半年を迎えるが若い男性客でにぎわいをみせている。
同店を経営する丹野昭一さん(51)は、船橋市坪地区の出身。坪井小学校・坪井中学校を卒業し、市立柏高校から山梨学院大学へ進学。ミニバス時代からバスケットボール選手として活躍してきた地元出身の経営者。
元お好み焼きチェーンの道とん堀船橋新高根店だった店舗は客席スペースが約30坪、カウンター16席、4人掛けのテーブル席4セット16席の全32席。駐車スペースは30台確保できる。
フードメニューは、看板商品の「めちゃッ!餃子(3個)」(240円)、「炒飯」(小・300g/300円、中・450g/450円、大・800g/600円)に加え「旨ダレ唐揚げ(3個)」400円、「油淋鶏(3個)」(450円)など唐揚げにタレで味付けをしたものが4種。「シューマイ(2個)」(300円)、「ワンタン麺」(600円)、「ワンタンスープ」(400円)、「水餃子」(450円)なども。
ドリンクは、中ジョッキ350円のほか各種サワー7種(各250円)、ハイボール(300円)、チューハイ3種(300円)、ソフトドリンク6種(各100円)といずれも低価格帯で提供する。
丹野さんは、「バイトしながら食事も確保できる」と、大学時代に近所の繁盛らーめん店でアルバイトをした。月商1000万円を超える繁盛店での仕事は多忙を極めたというが「大学を卒業してもバスケで食えるようになるかどうかは分からない。繁盛店のノウハウを学んだ方が将来の為になるのではないか」と考えるようになり大学を中退。らーめん店での修行に専念した。
28才で独立し、匝瑳市内に「らーめん華小屋本店」を開業。その後、煮込みらーめん専門店を「うま煮ラーメン醤ラ・パーク成東店」(山武市成東769-1)「うま煮ラーメン醤四街道店」(四街道市栗山862)「背脂豚骨らーめん山六商店」(印旛郡酒々井町上岩崎1108-1)「ホルモンクラブ」(匝瑳市八日市場イ2553-1)など県内各所で煮込みらーめんやチャーシューを看板商品にした5店舗を展開するまでに成長させたが、これまでに都内も含め5店舗の閉店も経験してきた。
念願の船橋出店、提供する餃子のレシピは創業当初「らーめん華小屋本店」で出していた餃子(野菜:肉=6:4の割合)の味だという。「いろいろ試行錯誤してきたのですが結局たどり着いたのは創業の味でした。大きさにもインパクトを持たせたかった」と丹野さん。餃子の具にあたる「タネ」は1個当たり70gと食べ応えのあるサイズ、特徴的な分厚い餃子皮を手巻きで製造している。
学生時代、部活の合間にバイトして得た給料で「腹いっぱい食べたい」と願い続けてきた丹野さんだからこそのボリュームと値段設定。部活動帰りの高校生や若い外回りの会社員、現場作業の職人など来店客には男性の割合が高いが、カウンターに女性一人での来店やテーブル席に家族連れの姿も少なくない。
「いつか船橋に帰ってきて自分の店を構えたかった。今回の餃飯軒出店は念願の船橋初出店なのでかなり力を入れています」と丹野さん。次女の下地侑衣さん(24)を店長に据え、長女の萌衣さん(27)にも手伝ってもらい家族で店を切り盛りする。
7月頃には小松菜麺を使った担々麺や夏を見据えて冷やしラーメン、冷凍餃子の通信販売や自動販売機なども視野に入れ展開を考えている。「餃子はタネの仕込みをしっかりしておけば管理しやすい。らーめんは店主が経営している店はうまくいくが2店舗目になると難しい。将来的にはフランチャイズ展開も考えています」と丹野さん。
営業時間は、11時~22時(L.O.21時半)、水曜定休。
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