6/26(土)焼肉やまとに新店舗、自動販売機とキッチンカー
「やまとのお惣菜販売機」と「MakanaiYamato29」が登場
船橋駅北口からほど近い焼肉やまと(船橋市夏見1-8-28、TEL047-422-4129)が、コロナ禍に対応する店舗として「自動販売機」と「キッチンカー」をそれぞれ5月と6月に相次いでオープンさせた。
同社は市内商店会の精肉店として創業、焼肉専門店として実店舗を構え業容を拡大してきた。「お客様が来るのを待つだけではなく、お客様のいる場所まで出ていこう」という同社代表の指針に従い通販事業や弁当販売などにも進出、常に成長を続けてきた。
しかし、昨年春のコロナ緊急事態宣言を受けて、時短営業やアルコール提供自粛など本業に少なくないダメージを受けたという。そんな中、船橋市内で小松菜農家や水産卸事業者が自動販売機に新しい販路を見出した話を聞きつけ、自社でも自動販売機の開発に乗り出した。
メーカーに問い合わせしたところ出回っている自販機の多くが冷蔵用だという事がわかったが、3月に冷凍用販売機がリリースされることを聞きつけすぐに予約、5月21日に設置完了した。自動販売機「やまとのお惣菜販売機」は24時間営業。1日平均60~70食を販売するという。
「購入する時間は夕方以降の時間帯に多いようです」と、同社担当の岸さん。「朝市で人気メニューのやまとの牛丼は設置後すぐに560食を販売。現在は製造が追いついていない状況です」とも。
取材日時点のメニューは、コロッケ、もつ鍋、餃子、メンチカツ、ハンバーグの5種。元々が精肉店なので焼肉ではなく総菜メニューを販売したことで主婦層などの利用が多いという。
また同社では、6月7日からキッチンカー「MakanaiYamato29」も導入。ランチ時間帯に都内のオフィスやマンションなどから引き合いを受けて出動しているという。
販売するのは、メンチカツ牛丼や牛タンネギタン塩お弁当など850~900円とリーズナブルな価格帯で勝負。こちらは1日50食を目標に現在は2人体制で稼働しているという。
これまで船橋市内及び近郊では「高級路線」で知られていた同店。自動販売機の設置やキッチンカーでの移動販売を通じて気軽に同店の味にふれてもらえる事で新規の顧客層獲得にもつながっているようだ。今後は、県内でのイベント開催が解禁されるとともに地元のイベントにも積極的に出店していくつもりだという。
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