2021年06月16日 配信

院への入り口にもシャチのイラストが

6/16(水)船橋・芝山のバス通りに「しゃちキッズクリニック」

土・日曜も診療する小児科・内科

 芝山のバス通り「ときめ木ロード」に「しゃちキッズクリニック」(船橋市新高根1-8-8、TEL047-463-3333)が昨年11月3日に開院し、7カ月が経った。

 同院の院長は、台湾出身の林 劭桓(りん・しょうかん)さん。産婦人科医の家に生まれ、10歳まで岡山県岡山市で育ち、その後は台湾と日本を行き来していたという。台湾で医師免許を取得し、小児科医となり、日本で医療を行いたいと7年前に来日を決めた。四国、静岡県浜松市、東京など、各地の病院で経験を積み、その後、現在同じ敷地内で隣接する「新船橋中央眼科」が開院する際に林さんを誘い、開院することとなった。

 「しゃちキッズクリニック」という名前は林さんが決めたという。林さんは「小児科病院の名前には、ペンギンやイルカ、クジラなど海の生き物が使われるイメージを持っていた。その中でシャチがいいのではないかと選んだ」と話す。当初は「シャチを名前にするには怖いのではないか」といった意見もあったため、「シャチ」をカタカナ表記ではなくひらがなで表記することにしたという。

 同院の診察科目は小児科・内科。子どもの診察と一緒に、付き添いの保護者も診察を受けることができ、子どもが元気な場合でも保護者は子どもを連れての受診が可能。子どもの予防接種や乳児健診も予約制で受け付けている。待合スペースにはキッズスペースがあるため、親が受診している間、子どもはキッズスペースで遊んで待つこともできる。

 同院では、「シャチ」のキャラクターを使った啓発漫画などが院内に掲示されているほか、診察に来た親子にも資料として手渡される。イラストは「海の生き物が可愛すぎて!」(2019年、KADOKAWA)など海の生き物の漫画を中心に描くイラストレーター「まつおるか」さんに、林さんが依頼して描いてもらったという。院内には10種類ほどの漫画が掲示されているが、まだ掲示してないものが多数あり、今後は季節ごとに掲示する漫画を変えていくのだという。 

 「私は、地域と共にある『町のお医者さん』になりたい。気になることがあれば気軽に来院してほしい。子どもが好きで、元気のない子どもたちを元気にさせたい。このまま筋の通った医療を長く、優しく伝えていきたい」と林さんは想いを伝えた。

 近隣に住む主婦は「土曜、日曜も診療してくれるので助かっている。駐車場が広いのもありがたい」と話す。

 診療時間は9時30分〜13時、15時〜18時30分、受付は診療時間の30分前まで。水・木曜・祝祭日は休診。駐車場は隣接する「新高根中央眼科」と「新高根中央薬局」と共有で27台用意。

 乳幼児健診・予防接種は随時予約制となっており、予防接種予約可能時間は月・水・金・土曜の11時30分までと、月・水・金曜の16時まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 台湾出身の林 劭桓さん

  • 新船橋中央眼科と隣接している

  • シャチのイラストを使ったマンガを使い、病気についてわかりやすく説明する

  • 待合個室(隔離室)を4室用意。診察内容や子どもの様子を見て、待合個室での受診も可能

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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