2021年06月15日 配信

上段は藤原淳儀さん(右)と妻の文江さん(左)、下段は息子の広忠さん(左)と黒坂美弥子さん(右)

6/15(火)新京成線高根木戸駅近くの「Tip Cafe」がオープンから1年

地元のコーヒー好きに愛される店へ

 新京成線高根木戸駅近くに、生豆販売も行う「Tip Cafe(ティップカフェ)」(船橋市西習志野2-2-12)が昨年6月1日にオープンし、1年が経った。

 同店は、店主・藤原淳儀(あつよし)さんの自宅1階になる。淳儀さんの実家だったが、かねてから「おいしいコーヒーの店を出したい」という藤原さんの想いにより、建て替えの際にこの形にしたという。藤原さんは「コーヒーが好きで、店を出す前からコーヒーの自家焙煎をしていました。生豆から自分で焙煎したところ、コーヒーがよりおいしくなることに気付き、このコーヒーを少しでも多くの人に共有したい、提供したいと思い、店をオープンしました」とオープンまでの経緯を話す。

 息子の広忠(ひろただ)さんも関わり、妻の文江さんも手伝う。広忠さんはロゴや取り扱う商品・店内装飾・チラシなどをデザインし、経営管理もしている。店名の「Tip」を考案したのも広忠さん。「Teach (教えて学んで)」「Inspire(感動して)」「Play(遊ぶ)」の頭文字を取って名付けた造語になる。「来てくれたお客さまと共に、素敵な空間を造っていけるように、この名前を付けました」と広忠さん。

 店舗面積は約10坪。店内には4人掛けテーブル2卓、2人掛けテーブル1卓がある。

 淳儀さんの友人・黒坂美弥子さんが、ランチメニューを調理する。黒坂さんは飲食店を経営していた経験をかわれ、藤原さんから声を掛けられたという。八千代市の畑で野菜を無農薬で栽培し、そこで採れた野菜を同店のランチで提供している。ランチメニューは日替わりの「本日のランチ」(1,200円)、「タコライス」「グリルポーク」(以上600円)など。ドリンクは「ブレンドコーヒー」「カフェラテ」(以上350円)はホットとアイスを用意し、「スペシャルティ珈琲」「チョコレートミルク」(以上450円)など。期間限定(5月~9月)で水出しアイスコーヒーも用意する(350円)。

 「『本日のランチ』ではカレーを提供することが多いです。バターも小麦粉も使わないカレーで、このカレーを作りたいと言われカレー教室も開催しているんですよ」と黒坂さん。同店を訪れた近隣に住む30代男性も「スパイスが効いていておいしい。セットのパンもフワフワしている」と感想を話した。

 淳儀さんは「コーヒーはシングルオリジン(単一農家)より仕入れ、生豆から販売しています」と話す。豆は焙煎したものは100グラム、200グラムを選べる。好みの焙煎も予約すれば対応できるとのこと。

 「これから暑い季節になるので、水出しアイスコーヒーがおすすめです。ありがたいことに近所ではこの店が定着し、コーヒー好きに愛されるようになりました。店内清掃を徹底していますので、安心してより多くの方においしいコーヒーを提供したいです」と話す。

 営業は毎週木曜~日曜。営業時間は11時~15時。毎週木曜~土曜はランチタイム=11時~15時、ディナータイム=17時~20時。ディナーは要事前予約。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 本日のランチ(1,200円)の惣菜

  • 店内に置いてある生豆

  • 水出しアイスコーヒーはパック販売も(1パック650円)

  • テイクアウトメニューも

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