2021年06月14日 配信

「まごめひまわり食堂」の関係者のみなさん

6/14(月) 馬込沢のNPO「いいちばみらい」が子ども食堂をスタート

近隣幼保園協力のもとヘルシーな弁当を提供

 東武アーバンパークライン・馬込沢駅から徒歩2分の「誠建クリエート」(船橋市馬込西2-18-14)が運営する特定非営利活動法人「いいちばみらい」が4月17日から、子ども食堂である「まごめひまわり食堂」の運営を始めた。

 「いいちばみらい」は2017年にリフォーム会社である同社が船橋市と八千代市の地域のコミュニケーションの促進、活性化等を目的としてたちあげ、社屋の一部を地域交流の場としてイベント開催などに貸出したり、地域の子どもたちのためのに駄菓子屋運営も行っている。

 「まごめひまわり食堂」は同法人の地域活性化プロジェクト「まごめまちづくりステーション」の活動の一環としてスタートし、毎週金曜日の17時から弁当を1折200円で配布している。

 「いいちばみらい」事務局長・浅野亜矢さんは「どなたでもご利用いただけます。折り紙でチーバくんを7体作って持ってきてくれればお弁当の引換券をお渡ししています。折り紙は日曜日にこちらで私たちがお手伝いしています。楽しんでお弁当を食べて頂けるとうれしいです」と笑顔を見せる。4月の予約は10~15折位だったが徐々に増え、11日は37折の予約があったと言う。

 弁当は近隣の「コンパス幼保園」(船橋市藤原7-17-28 日本都市馬込沢ビル4F)が協力して作っている。11日のメニューは「台湾DAY」と称し、ルーローハン風(肉と野菜の中華風煮込み)、青菜炒め、春雨スープと麦入りのごはん。栄養士が作った献立を園長であり元イタリアンレストランのオーナーシェフの経歴をもつ矢沢謙一さんが調理している。

 「お弁当は3、4歳から小学校高学年位をイメージしています。具材は小さくし、だしはしっかりとり薄味にしているので健康的で高齢者にも食べやすいと思います」と矢沢さん。

 「いいちばみらい」代表理事の角間惇一郎さんは「私たちは子どもの頃周りの大人に支えられて育ってきたので地元の人たちに恩返ししたい気持ちがあります。船橋の子どもたちのために何かしたいと子ども食堂を始めました」と振り返る。

 この日仕事帰りに訪れた馬込町在住30代の女性は「利用は2回目。保育園に3人子どもを預けているので助かります。味付けはしっかりしていておいしい」と次回の予約をして帰った。

 「まごめまちづくりステーション」のイベントコーディネーター・藤嶋真琴さんは「利用者は限定しておらず、毎週金曜日に行っているので多くの人に利用してほしいです。幼保園が作っているので好き嫌いのある素材でも子どもたちはチャレンジするきっかけにもなると思います。量は食べ盛りには少な目ですが、これにサラダなど一品位足して主婦の日ごろの負担を減らすこともできるのでは」と話した。

 弁当のメニューは毎回テーマがあり、6月18日は「おいしいDAY」、25日は「おきなわDAY」となる。新型コロナウィルス感染防止と食品ロス削減のため予約制とし、配布日の2日前まで受け付けている。弁当の予約はTEL 047-404-8800まで。受付日時は水曜日から日曜日の10時~17時

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 働くママにも好評

  • 子どもも食べやすく調理された弁当

  • 弁当を運ぶ角間さん(左)と浅野さん

  • 「まごめひまわり食堂」を運営する誠建クリエート

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