2021年06月03日 配信

代表の高松さん(中央)、管理人の椎名さん(写真左)、運営に加わった吉清真由美さん

6/3(木)豊富町に古民家のあるキャンプ場「りんごの輪」

デイキャンプ・ソロキャンプにも対応でコロナ禍でも需要拡大

 船橋市北部ふなばしアンデルセン公園近くの林地に古民家を管理等にしたキャンプ施設「りんごの輪」(千葉県船橋市豊富町1429-3、TEL047-769-0110)が3月26日、開業した。

 同キャンプ場を運営するのは、高松良多さん(34)。高松さんの本業は鍼灸師、りんご接骨院りんご鍼灸院(船橋市宮本2-14-5)を経営している。訪問診療で訪れた患者から、この土地と建物の管理を任され、運営する事になった。キャンプ場として活用している敷地は約50坪。

 キャンプサイトとして利用できるのは土曜日はA区画・B区画の2区画(平日2000円~、土曜7000円~。+1人1000円)。通常のキャンプだけでなくオートキャンプやソロキャンプ・デュオや、デイキャンプも利用可能。

 管理棟内に炊事場や浴室、洗面所、洗濯機、水洗トイレなどがあり、Wi-Fiを設置して和の空間でのコワーキング利用やカフェ営業なども視野に入れて準備しているという。

 高松さんは、鍼灸師として訪問した患者宅でこの物件の存在を知った。「誰か、管理してくれる人はいないかな…」と、持ち主の老夫婦から相談を受けたのは約3年前。身体が元気だった10年ほど前までは秋田県名物の「きりたんぽ」を扱う店として繁盛していたのだという。当時を知る近隣住民は「囲炉裏のある雰囲気の良いきりたんぽ屋さんだった」と懐かしむ。

 診療に訪れるたび「高松さんが管理をしてくれないか」と打診を受けるように。初めて物件を訪れたときは竹藪と背の高い草の中に古民家は埋もれ、建物の中は物置のようだったという。診療の合間や休日を使って週3日ほど、半年間かけてコツコツと整備し、現在の状態まで持ってきたという。

 友人やスタッフらのアドバイスを受けてキャンプ施設として活用する事に決めたのはほんの数か月前。「幅広い年齢層の人が集い、近隣の人たちとコミュニケーションをとれる施設にしたい」と高松さんは夢を描く。改修の様子はSNSなどで配信。「楽しそう、ぜひ参加させてほしい」と、フォロワーだった椎名貴之さん(26)から連絡をもらい経営に合流してもらうようになった。

 隣地も借り受けることが決まり、キャンプ場として広げるか、別の用途はないか模索中だという。

 チェックインは、11時以降。チェックアウトは10時。不定休。

 予約は、キャンプ施設予約サイトのページから。https://www.nap-camp.com/chiba/14512

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 25畳敷の広い管理棟

  • 囲炉裏のある管理棟

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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